きらきらカーテン

一人の病気ヲタクの備忘録

有言不実行ってなに?

有言不実行が嫌いだ。

わたしは基本有言実行で、言われたことはぜったい実行したいタイプだ。
その有言実行への願望は対人関係においてより強くなる。
たとえば知り合いに「今度○○して遊ぼう」と言われたとする。
わたしは言われたその日から次の予定はそれだ!と頭の中で勝手に予定を立て始めるのだ(我ながら気持ち悪い)
でもその相手はそんなに本気にならずに(つまり結構冗談で)言っているパターンがある。
それに気付くと、「あっ自分ってそういう立場だったんだ」と思い知らされ勝手に落ち込む。
勝手に期待して勝手に落ち込む、正直人間関係に向いていない人間だ。

本題の愚痴に移る。
七月の上旬、イベントで東京に行く機会があった。
二日目の昼が空いていたから、誰か昼ごはんに誘おうと思い、ある知り合いに声をかけた。
彼女とは共通の推しがおり、Twitterやインスタをフォローし合いLINEも知っている関係だった。
LINEは、自分が誕生日だった3月でやり取りが止まっていた。
たしかLINEを返す前に彼女と現場で会い、誕生日祝いのお礼を滞っていたのだ。
(多分これがよくなかった一因だと思う)

彼女にLINEをしたのが、該当日の三週間前。
返信は一週間経っても来なかった。
彼女の返信はけっこう遅いタイプだから、気長に待つか~と思い待ってみる。
当日になっても来なかった。

エェ⁉

Twitterにもちょくちょく現れるし、インスタも当日テーマパークに行っていた写真を上げていた。
え、全然返信する時間あったよね?
や、TwitterにいるけどLINEは返したくないみたいな気持ちはわかるけど、度が過ぎない?

SNSで催促するという手もあり、それを忘れていた自分が一番悪い。
その上で聞くけど、予定を聞くLINEに全然返さない奴ってどうなんですか?
ちなみに予定を聞いた日から一ヶ月以上経つが、「あの日はだめだったんだ、ごめんね」などのLINEも来ない。

彼女のことが好きだった。
ノリとか、落ち込んだ時元気づけてくれるところとか好きだった。
「(推しの)界隈が違っても仲良くしてほしい」なんて言葉をかけてくれたこともあった。
でも彼女は、誕生日プレゼントを送っても開封した報告を送ってこなかったし、「誕生日プレゼント送ります」みたいなこと言ってたくせに、誕生日から四か月経った今でも送ってこない。
返信だって来ない。
今更わかったが、多分自分は"その程度"の人間だったのだ。
期待した自分が馬鹿だったのだろう。

あ~もうブロックしてやろうかな‼
自分と友達じゃなくてもいいんじゃん。
それとも現場で会うだけでいい感じ? じゃあこっちは現場で会いたくない。
もしこのブログ見てたらすぐLINEしろ。

もちろん子供なことはわかっている。
それでも人間に期待して失望することをやめられないのだ。

個人的2022年に勝ち申した曲のメモ

もう2023年1月も後半ですが、メモ程度に残しておいていたのを上げます。



K-POP編】
Locked Inside A Door - Dreamcatcher
https://music.apple.com/jp/album/locked-inside-a-door/1617742170?i=1617742172&l=enopen.spotify.com
MAISONも大好きなんですが、このジャズっぽい感じの曲大好き~!ってメロメロになっちゃいました。
おしゃれでベースやドラムの感じもいいですね~!大好き!(メロメロすぎて言葉が出ない)
あと曲中に規制音鳴るのも面白くていいですね。
ケーポップで規制音鳴る曲あるんだ……って思った。

Intro : Bye Bye Bully - PURPLE KISS
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今年パポキスを本格的に聴き始めたんですが、良曲揃いですね……。
一曲に絞るのが難しかったんですけど、パフォーマンスも好きなこの曲にしました。
イントロなので短い曲ですが、じめじめした何かが感じられて中毒性があります。
メインボーカルのゴウンちゃんとスアンちゃんが歌ってるんですけど、二人の歌声が対照的。

Losing Game - LEO
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大優勝~~~~~~~~~!!!!!!!!!愛してます本当に……。
レオくんの除隊後初ソロアルバムのタイトル曲。
このアンニュイなR&Bサウンド(合ってる?)、大好きです。
あとサウンドでは結構ベースが大好きなんですけど、ベースが響いていいですね。

Same Scent - ONEUS
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ONEUSはValkyrieやTwilightは好きなんですけど、それ以降は自分の好みと合わなくて……。
でも久々に自分にドヒットした曲です。
自分は神秘的なサウンドをONEUSに求めてるんだな~と感じた次第です。


【邦楽編】
天国 - Dios
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ぼくりり時代は名前以外存じ上げなかったんですが、あらシャレオツサウンド~!になりました(親戚のおばさん?)
タイトルは天国だけどサビで「天国はもう壊れたんだ」と言ってたりどこか退廃的ですね。

遺体 - österreich
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個人的2022年邦楽ベスト1の曲かも。
タイトルで一瞬ビビるんですが、タイトルのある種の攻撃性とは逆に心地いいやさしいメロディなんですよね。
歌詞はつかみどころがあるのかないのかわかんない感じですが。
遺体っていうのは恐らく過去の自分のことで、決別する曲なんかな~と勝手に解釈をしています。
この自分的解釈だと春にぴったりだな~と思います。春は死んで生まれ変わる季節なので……。
あとこれ、鎌野愛に紺野メイに飯田瑞規(以上敬称略)三人ともボーカル使ってて豪華すぎる。

All We Need Is Summer Day - 9mm Parabellum Bullet
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これ先行公開された時、テンションめっちゃ上がりました。
疾走感のある、どこか懐かしさや哀愁を感じるメロディ……。
これぞ9mmだ!というサウンドで大好きです!
MVもいいですよね、バンドメンバーが演奏するMVが正直一番テンション上がる。

KICK BACK - 米津玄師
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そんなに聴いたことなかったんですけど(Lemonくらい)、この曲めっちゃ良かった。
テンションバッキバキになるこの曲は、ちょっと色々あって作業しなきゃいけない時にリピートして流していました。
MVはめちゃくちゃネットミーム化されてますが、めちゃ面白いですね。

tonight - アルカラ
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初めて聴いた時、アルカラのエモソングだ大好き~~~~!!!!と叫びそうになった。
すうっと稲村さんの息を吸う音、そして最初から疾走感のあるメロディー、どれも完璧なんですよね。
ていうか最近アルカラのMV見てなかったんだけど、前みたいなサイケ感ないんだ~ってびっくりしました。
カラフルじゃなくて、落ち着いた(いい意味で)カラーだなって。
今回がそれなだけ?



なんかこう見たら、好みがわかりやすすぎて恥ずかしいですね。

突然SUPER JUNIORにハマった

タイトル通り、SUPER JUNIORにハマっている。
今日はそんなSUPER JUNIORに唐突にハマった経緯をしていこうと思う。

SUPER JUNIORとは

去年15周年を迎えた韓国のアイドルグループ。
アイドルが短命と言われる韓国ではかなりベテランである。

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K-POPヲタクなら何人か見たことがあるかもしれない。
例えば真ん中で胡坐座りをしている人物はK-POPアイドルの登竜門である「週刊アイドル」という番組でZE:Aのグァンヒと一緒にMCを務めているウニョク。
また、ソファに座っている左から三番目の人物は学校風のスタジオでお馴染み(?)「知っているお兄さん」という番組のレギュラー、ヒチョルだ。
また、ドラマで活躍しているシウォン、いろんな番組でMCとして活躍しているイトゥクなんかも、名前は知らないけどどこかで見たような……と思ったかもしれないあなた。
そう、多岐に渡って彼らは活躍している。
アイドルとして長いのは、グループとしてはもちろん個人の名前が有名だからかもしれない。

一応箱推しを自称しているが語彙力が無いので、筆頭を二人紹介しておく。

リョウク

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かわいい……

自分がSUPER JUNIORを知るきっかけになった人物、それがリョウクだ。
「狂炎ソナタ」というミュージカルでWキャストで主人公Jを演じていたのである。
彼のJはオンラインでしか観たことがないが、オンラインでも心が死ぬほどに迫力のある演技、そして歌声だった。*1

そんな彼はメインボーカルで、何回も言うがめちゃくちゃ歌が上手い。
そして愛嬌をやればピカイチだ。
本当に兵役に行ったのか?彼を知ったのが除隊直後なので正直疑っている。

ドンへ

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かわいい……(二回目)

「みんなの彼氏」という異名を持つ。
なんとなくだが、「ドンへの顔が好き」「かっこいい」という人を沢山見かけるような……。
わかる、めちゃくちゃドンへの顔が好きだしかっこいいという感想めちゃくちゃわかる。
でも正直自分はかわいいという感想しか抱かない。
そもそもアイドルにあんまりかっこいいという感想を抱かない気がするが、それは違う話になりそうなのでやめておく。

メインダンサーの一人で、自分は同じくメインダンサーでありめちゃくちゃダンスが上手いウニョクの踊りが好みなのだが、ドンへの踊りも上手いし好きだったりする。

……長くなったが、ここから好きになった経緯を書き記していこう。

そもそもの自分の前提

・元CROSS GENEのイ・セヨンが好き(卒業した今もクソデカ感情を抱いている)
SMエンターテイメントSHINeeから入ってEXO→(以下略)の順に好きになっていった
・SUPER JUNIORはもう疎遠になってしまった中学時代の友達が好きだった
・Mr.Simpleなどの有名曲は聴いたことあるな……という感じ

2019.8ーーSMTでの出会い

その一年前、SMTがせっかく地元の大阪でやっているというのに労働が重なり、またあまりグループを知らなかったため行くのをやめた。
しかし2019年、輪をかけてミーハーになってしまった私は、SHINeeならなんとかわかる母を連れ地元の映画館までライブビューイングを観に行った。
SMTではNCT系列やEXO、SHINeeはもちろん、Red Velvetや少女時代テヨン、BoAなど沢山のアーティストがステージを盛り上げた。
特にf(x)は三人ではあったけれど、4 Wallsなど私が女性グループを聴くきっかけになった曲も歌ってくれた。

さて、グループのステージの前にはグループの紹介VCRが流れる。
主人公(なのか?)であるNCT DREAMが宇宙を巡るみたいなトンチキ映像である。
SMTが佳境に迫る中、あるVCRが流れた。
NCT DREAMが電車の倉庫のような場所で、ある男性たちに出くわし、怖い形相をした彼らに追われる……というものだった。

何この人たち、怖……。

そんな怖い彼らはまずはBlack Suit、それからUを披露した。
そこでなんとかリョウクを見つけた。
前述の通り、彼のことはなんとか知っていたのだ。
本当はシンドンやヒチョルのことも知っていたことが後でわかったのだが、彼らはそのSMTには出ていなかったので一旦置いておく。
リョウクを見て「かわいいな……本当に兵役に行っていたのか……」と思いつつ、ステージをぼーっと見ていた。
Uが終わった彼らは自己紹介MCに移った。
先に言ってしまうと、他のグループに比べて彼らはものすごく濃かった、濃すぎた。
「皆さんの永遠の馬」「あなたのウニョクがにょくにょくに〜」という謎ワードが飛び交う。
更に「今日は時間がありま〜す!」というイトゥク(だったと思う)の嬉しそうな声に、「いぇ〜い!」と盛り上がるメンバー。

何この人たち、怖……(二回目)

そのハッチャケぶりは、後に登場した東方神起チャンミンが「彼らが(時間があるということを)知らなければよかった……」と嘆くほどだった。
そんなこんなで衝撃を受けた自分たちは、居酒屋で「SUPER JUNIORすごかったわ……」と言い合いながら焼き鳥を頬張っていた。
そう語り合うだけならよかったのかもしれない。

2019.10ーー母、堕ちる

それから私は労働に追われ、かつ一推しであるセヨンが舞台に立て続けに出ていたため月に一回は遠征する日を送っていた。
そんなある日の夜、よくスマホYoutubeを見ている母が、突然「これ見て」と動画を見せてきた。
それはSUPER JUNIORがAhora Te Puedes MarcharをカバーしたMVだった。

youtu.be

なに?

どうやら原曲であるルイス・ミゲル氏のMVのパロディらしいが、めちゃくちゃシュールである。
そもそも誰もリーゼントのかつらが似合っていない。
なんなんだ、この人たちは……と思いながら動画を視聴した。
ていうか母、なんてものを見てるんだ……。

そして、彼らがTime Slipでカムバックを迎えた。
まず先行公開されたI think I。

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ピアノの音から始まり、その印象的なリズムがピアノから他の楽器に移行しても続く。
それにMVのカメラの撮り方もなかなか面白い。
え、めっちゃいいじゃん!なんて第一印象を覚えている。

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そして表題曲のSuper Clap、このアップテンポの曲も最高だった。
またあちこちにPOPが散りばめられている(このウニョクの髪色がまた新鮮だった)MV、良……。
そして踊りもいい。
Dance practice動画はアニメーション効果も入っていて、何度も見たものだ。

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そんなこんなでスジュ、いいじゃんと思っていた自分の横で母は見事にハマっていた。
K-POPを受動的に聴いていた母が初めて能動的にK-POPを聴いた瞬間だった。

MV以外の動画を視聴し始めたのもこの頃からだった。
特にASMRの番組、「お母さんが眠ったあとで」のスジュ回は今でも何度も見ている。

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CROSS GENEが面白いか面白くないかと言えば難しいのだが、シュールかつ内輪的な笑いで好き嫌い分かれると思うので、初見の人からでも安定した笑いが取れるスジュのバラエティ力には驚いた。
さすが芸人と呼ばれるだけある。

ちなみに7月に渡韓した時はCOEXのミュージアムに行ってもほぼスジュのことはスルーしていたため、12月に渡韓した時無理矢理スケジュールに組み込んで再度ミュージアムを訪問し母のために写真を撮りまくった覚えがある。
また、11月に遠征した際は時間があったためスカイツリーのカフェにも行った。
リョウクのコースター当たらなかったよ〜とTwitterに上げたら、交換ツイートでもないのに交換のリプライがついて泣きそうになったのを覚えている。
ヲタク、怖いね……。

2020ーーSUPER JUNIOR15周年、推しの卒業

2020年は未曾有の事態に見舞われた年だった(そしてそれはこの記事を書いている今も続いている)
推しのスケジュールもほぼ白紙になり、代わりにオンラインファンミーティングが4回開かれた。
そしてスジュもオンラインコンサートを開いたりした。
スジュの方に関してはキツイ頓服を飲みほぼ記憶がないというオチになってしまったが……(アーカイブのおかげでなんとか視聴できた)

奇しくも2020年はスジュが15周年という記念の年だった。
15周年記念のアルバムはなかなか完成されず、今年三月の発売になったわけだがそれは後述する。
そんな延期に延期を重ね、全E.L.F(スジュのファンダム名だ)が待機していた中、アルバムから数曲が先行して公開された。
1曲目はMAMACITAの収録曲であるRaining Spell for Loveのリメイク、3曲目はクリスマスソングのTell Me Baby。
そして2曲目にBurn The Floorという曲。

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このBurn The Floorが自分にクリーンヒットした。
ストリングスが響くどこかクラシックを思わせる曲調。
そして白と黒の服に包まれたメンバーたちがライトを使ってダンスを踊る姿。
多分、厨二病を通ったヲタクはハマる確率が高いのではないかと思う。

話は変わるが11月下旬のファンミーティングで推しが11月を持ってCROSS GENEを卒業することを発表した。
お気持ち文は前にこのブログで書いたので、それはそれとして置いておく。
最初はそんなにダメージを受けなかったが、じわじわと毒かのような傷が襲ってきた。
どうすればこの傷を癒やされるのかわからず、薬をオーバードーズしたり、なんの意味もない浪費をしたりと色んな自傷を重ねていった。
そんな中でのBurn The Floorだった。
母には「めっちゃ好きだわこの曲〜」なんてちょけて言っていたが、正直言って泣きたかった。
あのパフォーマンスは、私にとって光だったように思う。

2021.3ーー満を持してのカムバック

推しの傷はなんやかんやで癒えてはいないが、少し収まってきた頃。
三度ほどの延期を重ねてきたカムバックが3月16日に決まった。
それからは怒涛のコンテンツの供給だったと思う。
そもそも15周年で沢山動画が上がったのに、更にコンテンツが来てもう死にそうだった。
まあ、推しのCROSS GENEがカムバックした時ですら供給が多くて死んでいたから、大手事務所のスジュがカムバしたらそりゃ死ぬだろうよ。

ティーザーに沸き立ちながら3月16日を今か今かと待ち続けた。
そして3月16日。タイトル曲であるHouse Partyが公開された。

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きらびやかなMVに、タイトル通りパーティーにもってこいの曲調。
突如HIP HOPな曲調に展開し、王のようなヒチョルの登場。
あまりに楽しすぎた。
リョウクは相変わらずかわいすぎるし、前髪を下ろしたドンヘに堕ちた。
特に活動終了時のショー!K-POPの中心でオーバーオールを着たドンヘが優勝だった。
あれで「SUPER JUNIOR、だいすこ……」と素直に言えた。


俺氏、堕ちるーー


そんなこんなで今に至る。
正直中学の頃はSUPER JUNIOR……?(友達の韓国好きの押し付けにドン引き)みたいな顔をしていたので、そんなスジュに堕ちたのは正直今でも信じられない。
まあ、SMエンターテイメントの犬のようなものなので最初からスジュに堕ちる運命だったのかもしれない……。


次回はSMエンターテイメントでTRUMPを考えてみた!乞うご期待!(適当)

*1:嘘、狂炎ソナタスペシャルコンサートで生で歌を聴きました。二年半経った今でも思い出せる、本当によかった

パーソナルスタイル診断を受けたけど結局わかんないや~い

こんにちは、お元気でしょうか。
わたしはTwitterを使って12年を迎えようとしたタイミングでリア垢を作ったにも関わらず、何を呟けばいいのかわからず結局メイン垢と同じヲタク事をしゃべっています。いとこも見ているのに

さて、病気になってからなぜかおしゃれに目覚め、前までささーっとしかやってこなかったメイクもしっかりするようになりました。
普通逆じゃない?それはそう。

そんな中、「イエベに合うメイク!」「ブルべに合うメイク!」みたいなのが巷に溢れだしたじゃないですか。
正直そんなものに縛られずにメイクはしたいけど、もうアラサーだし自分に似合う色くらい知りたいな……と思って、誕生日プレゼントがてら神戸までパーソナル診断を受けてきました。

今回受けたのはパーソナルスタイル診断といって、骨格診断もついてくるもの。
これで9000円だったので、自分の好きなジュエティの洋服を一個我慢したと思って受けました。
ライブとか舞台のチケットだったらもっとよかったけどね~!

とりあえず受ける前に色々考えてはいました。
・自己診断→夏か秋のストレート
・悩み→ブルべと言われるけどブルべに合うと言われるリップの色がしっくりこない、膝丈のものが死ぬほど似合わない(この前ハーフパンツを試着したとき似合わな過ぎて地獄だった)

パーソナルカラーは春・夏・秋・冬の4種類。
骨格診断でよく見かけるのがストレート・ウェーブ・ナチュラルの3種類ですが、8種類に分けての診断でした。
8種類……?

結果は夏のキュートでした。

キュート……?
なにそれ……?

キュートって調べても顔タイプの診断ばっかり出てきて、???になっています。
サロン独自のタイプなのだろうか。
橋本環奈と同じなので参考にしてみてくださいと言われたけど、超絶可愛い橋本環奈を参考にできるわけないだろ、天と地の差だよ

まず骨格診断、キュートの特徴としては
・軽やか(薄かったり透け感のあるもの)が得意
・重ね着が得意
・三角形を作ることを意識する
・トップスはアウトで着た方がいい、インで着る場合はハイウェストで
・ジャケットやカーデなどは細目かつロング丈
・ボトムスは膝丈より膝上10cm、それより長いのだとマキシ丈がよし
・ヒールは5cm以下
・チェックは大きめ、花柄は抽象的なのがよし

今日の自分の服装
・花柄(具体的)シャツをイン
・ショーパン
・ショートジャケット
・ロングブーツ

え……?
ほぼ全部違うのウケるな……。

ボトムスが膝上10cmなのはとても納得しました、本当に似合わないので……。
最近はトップスをインするのが結構一般的だけど、8種類のタイプの内インをおすすめしてるのは2種類だけらしいです。
レイヤードスタイルが流行っていてトップス出したりするけどやっぱりインするスタイルが多いから、診断の先生がそう話されたときはびっくりしました。

一番ショックだったのはヒールが5cm以下だったことについて、「身長が低いから厚底シューズをよく履いてるんですが、それはどうですか?」と聞いたら「キュートの人は厚底を履いてもあまり身長が高く見えないんですよ」と言われたこと。
わたくしの身長盛りの努力、どこへ?

あと地味にウケたのはアウターにスカジャンを推されたことです。突然具体的。
でも確かに、スカジャンみたいなのを一個持っているんですが、それを着たとき雰囲気がいいなって褒められるな……と納得しました。
あれ韓国で3000円くらいだったけどいい買い物したな。韓国で買ったのに日本製でそれはどうなん?ってなったけどね。


次にカラー診断、夏の特徴。
・メイクはとにかく筆で!(フェイスパウダー、アイシャドウ、アイブロー、チークなどなど)
・白くて透けるような肌感を目指す
・赤みは消さない
・アイシャドウはピンク、ラベンダーのグラデーション(ここ重要みたい)で、濃い色からぼかすように入れていく
・夏はチークが重要
・リップもチークも青みの入っている色は似合わない
・ラメは避ける(パールはOK)

ラメは避ける、ふーん

←ラメが死ぬほど大好きなひと

泣いていいですか?

そんな……そんなことある?
言われて泣いちゃったよ、今日も銀ギラのラメつけてきたよ。

ブルべに似合うと言われているリップが似合わないのは納得でした、青みピンクが似合わないので。
ブルべって言うけど青みが入っている色が似合うということではなく、先生曰く夏は青みが似合わないらしいです。
リップで似合う色はパステルピンク、ローズピンク、ローズ。
マットリップはあんまりとのこと。ふーん(略)

でも夏って言われて納得したな、なぜなら自分でも水色のブラウスめっちゃ似合うからさ、やっぱ淡い色がさ……。

先生「夏の人が得意とされている色のなかでも結構濃い色の方が似合いますね」

そか^^

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似合うのはSu11、16、21、22、23、28らしい

そんなこんなで自分の予想とは大きく違ったというか、自分が好きなものと大きく違ってショックでした。
自分に似合うものを知るというのは大事なことだと思うので、まあ受けてよかったんじゃないですかね。
でもこれにとらわれず、取り入れつつ好きなものを身に着けていきたいですね。
先生も「これがだめ!というわけではなく、色が合わなくても質感などが合っていたら似合うものは沢山ある」みたいなこと言ってました。
とりあえずラメは避けるって言われたけど、ラメ芸人なのでこれからもざくざくいわしますわ……^^
↑受けた意味ある?

音楽を感覚的にしか捉えられない奴が選ぶK-POP2020

こんばんは、年末ですね。
みなさんいかがお過ごしですか。
こちらはこの前の記事を書いたその翌日から精神がおかしくなってしまい、精神安定剤をODしたり夜中に死ぬと暴れたりしていますが元気です。

3年前にK-POPアイドルのヲタクを始めてから「今年よかった曲」というものをまったく書いてないなと気づき、PCでこの文字を打っています。
といっても、巷でよく目にする(目にするかな?)めっちゃ詳しく曲について書いてくれている記事とは違い、ピアノをかれこれ18年ほどやっているのに音楽的なことをな~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~んにもわかっていない
ヲタクが書いているので、全然面白くないです。
ほんとになんにもわかってないんだよな、感覚だけでピアノをしているので……。

言って今年はちゃんとK-POPを追えてなかったと思います、精神が不安定だったので……。
なぜか2、3年前の曲ばっかり聴いてました。
あと情弱すぎて、最近になってAndroidスマホでもApple Musicが利用できると気づきました(iPhoneじゃないと使えないと思ってた)
YouTubeでばっか聴いてたけど便利ですね、聴き放題に手を出したら止まらないですね。

ということでいきます。
だいたい出た順に書きます。

dOra maar/OnlyOneOf

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今年の始まりからいい曲出しすぎだろ、なんだよこの曲。よすぎだろ←聴いたときの感想

ブログ書くために改めてちゃんと聴いてるけど上の感想しか出てこないもんな、最初から語彙力な~~~んにもない!
このメロディーから圧倒的かつ退廃的な"美"を感じるのですが、これを聴いた方はどんな感想を抱いているんですか?
あんまりTwitterのタイムラインに聴いている人いなくて……いやこの曲知ったのもタイムラインですけど……。

メロディーとは裏腹に(いや、ぴったりなのかもしれない)、歌詞は結構情熱的ですよね。
ピカソの恋人、ドラ・マールを歌ったらしいですが、ピカソについては勉強不足で……。

Salty/THE BOYZ

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THE BOYZのことはニューくんめちゃくちゃ細いな、あと半パンめちゃ履いてない?くらいの認識しかないのですが(どういう認識ですか?)、TLに流れていた動画を視聴してなんじゃこの曲~!ってなっちゃいました。
最初のシンセがいい始まり方してますね。
このメロディーは最初から最後までせつね~~~なと思います。

Kick it/NCT127

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ユニークな曲調ですよね。そしてNCTらしい。
MVからもわかる通りカンフーが取り入られているけど、カンフー、全然知らね~!でも面白~!と思いながら聴いています。
NCT関連は音源が弱いと言われていますが、チャート上位にランクインしたこともあり、この曲は彼らの代表曲の一つになったんじゃないかなと思います(あくまで個人の意見ですが)

どうでもいいけどこれ以降、NCTの推しであるジャニが胸おおっぴろげ要員にされてて草、みたいな感じです。

암막 커튼 (Starry Night)/スホ

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今は社会服務要員として兵役中のEXOリーダー、スホのアルバム収録曲。
EXOの曲を聴いていると気付かなかったんですが(そりゃベッキョン、チェン、ディオというモンスターボーカルがいたら…という気持ちになっちゃう)、スホさんの歌声はとてもやさしくどこか切なさがありますね。
それにこのStarry Nightは合っていると思います。

全体的にメロディが抒情的ですき…なんですが特に後半の、

펼쳐진 니가(広がった君が)
멀어져 가, 흐려져 가,(離れていく 曇っていく)
스러져 가, 무너져 가(消えていく 壊れていく)

という箇所がクレッシェンドになって、いかにも盛り上がりって感じで好きです。

MORE & MORE/TWICE

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正直feel specialを聴くまで(しかも今年に入ってから)、TWICEのことをなぜか敬遠していた節がありました、本当に申し訳ない。
feel specialを聴いたときにウオーーーー!?!?!?という衝撃を受けちゃったん、だよね……。
そんなTWICEが今年の夏を知らせてくれたのがこの曲でした。
すっごくトロピカル!!!!
夏は嫌いでかつ夏の曲も爽やかな曲が多いので、陰キャな自分(突然の卑下)は夏の曲はあんまり聴かなかったんですが、この曲はかなり聴きました。

Nothin/찬열

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EXO-SCの10億ビューの収録曲でチャニョルのソロ曲です。
タイトル曲の10億ビューとは違ってちょっとアンニュイな感じのメロディー。
チャニョル、ラップはよくわかんないけど(よくわかんないんだ)、書く歌詞が結構好きだったりしますね。
2018年発表のDon't mess up my tempoに収録されているGravityがEXOの中で一番好きなんですが、これもチャニョルが作詞に携わっているので……。

結構曲が短いんだけど、この重低音響く音だとこれくらいがちょうどいい気がしますね。
長いと逆にだらけちゃうので。

황홀경(恍惚境)/A.C.E

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アルバム、胡蝶之夢の収録曲。
このコンセプトTwitterK-POPヲタクで話題になった気がします、特にジュンくんとチャンくんが水の中にいるイメージティーザーはA.C.E聴いていない人もRTしてた記憶。
まあタイトル曲のトッケビはそんなティーザーどこいった?みたいな感じでしたが(こんな言いようですが、トッケビめちゃくちゃ好きです)

A.C.Eはバキバキに踊れるグループだけあって、これまでは(タイトル曲に顕著に現れてるかと思いますが)かなり"動!!!!"というサウンドが多いイメージだったのですが、これは一転して神秘的、幻想的ですよね。
歌いだしのチャンくん→ジュンくんの高音が心地いいです。
A.C.Eにはこんな一面もあるんだと思わせた曲です。
なんやかんやでカクタスの頃から聴いてるけど、すごく進化していくな……。

神메뉴/Stray Kids

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スキズをちゃんと聴くきっかけになった曲。
アルバムは借りてウォークマンに入れていたんですが、なかなかちゃんと聴く機会がなかったんですよね。

最初聴いたときはなんじゃこれみたいな感情になりましたが("네 손님"って聞こえた瞬間ずっこけた)、聴く内になんか癖になるというか、中毒性がある……。
よく聴くとイントロから聴いている人を引き付ける感じがしますね。
あと、単に3RACHAのみなさんめちゃくちゃラップ上手いなって思います。
全然ラップわかんない奴が何を言っているんだという話だけど。

Traveler/SUPER JUIOUR-K.R.Y

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日本オリジナル曲がインしました。
この曲でスジュのボーカルラインであるKRYの歌の上手さを実感しましたね、改めて……。
何て言えばいいんだろう、最近の曲には結構ありがちなのかもしれないんですが音の域が広いんですよね、
サビとかいきなり1オクターブ飛ぶので……Bから高いBってマジで歌えないから(自分が音域狭いのもありますが)
それを軽々と歌える(と思わせてくれる)三人の高音がめ~~~~っちゃ気持ちいい!

멍(Space out)/SEYOUNG

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すみません、夏ごろに出た曲なんですがどうしても最後に推しの作った曲を上げたかったので上げました……。
前述した通りApple Musicという神を知らずまたSpotifyも使いこなせなかった情弱なので、夏ごろに出した曲であるにも関わらずちゃんと聴いたのは11月の推しのファンミだったのですが、もうめっっっっっっっっっちゃ、好き……。
ちなみにこの11月のファンミを最後に推しは卒業するみたいなことを発表したのですが、そんなことはどうでもよくてこの曲にただただ衝撃を受けましたね。まあその一週間後にダメージが来て薬をODしましたが

なんていうか、メロディーも歌詞もダウナーじゃないですか?
特に歌詞はSyrup16gか?みたいな感じだし(なにかに例えるのはよくないかな~と思ったけどこれしか言葉が出てこない)
歌詞(和訳しか手元にないのでそれだけ載せますね)、最初の

誰もいない真夜中
僕には当たり前で

から、最後の方の

増え続けるカフェイン
駆ける心臓のせいにするには
震えがひどくなって
絶えるのは 無理かも

あたりが本当に好きなんですが共感してくれる方がいない……。
あと、こういう時に韓国語ができないくやしさを味わいますね。
これは公式ファンミでの和訳なんですが(アーカイブ見ながら書き起こした)、ちゃんと自分でわからないもんな……。
なんか、K-POPなんだろうけどK-POPっぽくないな~って思いながらずっと聴いています。
K-POPっぽいってなに?概念?


こう連ねていくと情緒がおかしいの丸わかりですね。
何もかも全然一定していないが?
まあ、これは今聴きたくないけどこれは聴きたいという時ありますからね(何を言っているのか自分でもわかっていません)


舞台、映画のまとめもできたらいいな~~~。

今日で推しがグループを卒業します─それは推しとの別れか、推しという呪いからの解放なのか、或いは。

「これが皆さんとの公式での最後のイベントです」

三ヶ月続いたオンラインイベントのエンディングの中、日本で活動したおかげで随分上達した日本語で、彼が紡いだ言葉だった。


彼──イ・セヨンを初めて見たのは三年前の春。
韓国版の特撮、『獣電戦隊キョウリュウジャーブレイブ』で俳優の推しである山本匠馬さんが吹き替えをしたブレイブキョウリュウゴールド/ジュヒョクを、彼が演じていたのだ。
YouTubeで配信されており、1話約12分というさくさくと見られる時間だったため、わたしは確か通勤途中に見ていたと思う。
30分電車に揺られる中、時には戦隊の前に立ちはだかり、時には手助けをする謎目いたジュヒョクにわたしは惹かれていった。

キョウリュウジャーブレイブでは、キャラクターは女性以外皆K-POPのアーティストが演じていた。
K-POPに関しては、その前の冬にFNS歌謡祭でSHINeeを見て「K-POPってかっこいいんだな」と思ったことはあったが、深く知ろうとはしなかった。
だから、そのキャラクターに惹かれても演じている中の人にはハマらないであろうと思っていた。
でも悲しきかな、ヲタクというものは軽い生き物である。
ふと彼が所属しているCROSS GENEのMVをYouTubeで見た。
MVでは、謎目いていたはずの彼はキラキラと輝いた姿で歌い踊っていた。


<Black or White>という曲はとてもわたしの好みで、丁度その頃突然の異動を言い渡されたわたしは、半分以上短くなった通勤の電車で一日一回はそのMVを見ていた。
異動先では色んな現場に飛ばされ(下手すると二駅ほど離れていた)、そこまで彼らの日本オリジナル曲である<Love & Peace>を口ずさみながら真夏の陽射しが照りつける道を自転車で漕いでいた。
上司との上手くいかない関係、押し付けられる新卒では本来できない作業、いくら残業しても残業代がつかない理不尽さ。
どんどん食べられなくなり、肉体的にも精神的にも弱っていくわたしに寄り添ってくれたのは、CROSS GENEの曲、そして彼の歌声だった。

彼を好きになって少しした頃、日本の日韓交流のようなイベントにCROSS GENEが出ることを知った。
丁度休みだったから、急いでチケットを取った。
その時にはもう身体の方にガタが来ていただろうか。
それでもワクワクしていた、彼をはじめて見ることができるということに。
K-POPの現場は初めてで、一人ではかなり怖かったが、ちょうど匠馬さんが好きで同じタイミングで彼にハマったTwitterのフォロワーさんと偶然連番だったため、安心して観ることができた。
日本や韓国のグループがパフォーマンスをしている間、フォロワーさんと二人で独特の空気感に戸惑いつつCROSS GENEの出番を待った。
CROSS GENEは最後から二番目の登場だった。
今でも思い出せる、どの曲をやったか、どんなに素晴らしいパフォーマンスだったか。
すごく楽しくて、何よりも彼のパフォーマンスが本当によくて本当に嬉しかった。


やがてすべての面で限界を迎え、わたしは休職して一年で仕事を辞めることになる。
そんな中、冬にCROSS GENE五周年記念のヒストリーBOX発売の接触イベント(ツーショット、サイン、握手)があった。
精神面はともかく体調も少しずつ回復していたし、せっかく予約で買ったのだから行くことにした。
接触イベントなんてはじめてで、自分の番まではすごくドキドキした。
スタッフに呼ばれてブースに移動すると、はじめて触れるほど近いところ、目の前に彼がいた。
彼はとても綺麗だった。余計にどきどきした。
夕方で寒かったからか、サインを書きながら「どれくらい待った?」と聞かれた。
それに素直に答えると驚かれ、握手のときに「手、冷たくてごめんなさい」と言うと「大丈夫! ぼくあたためます!」なんて言ってくれた。彼の手は、本当に暖かかった。
次の回も行くことを伝えていたので、終わりにブースを出る際には「カフェであたたかくして待ってて!」と声をかけてくれた。
本当に、その夜は幸せだった。
まあ、次の日からどん底に落とされるのだけれどそれは違う記事で書いているからいいとしよう。


その後、生誕イベントやCROSS GENEのコンサートに足を運んだ。
その頃からCROSS GENE関連のフォロワーが増え、交流することも多くなった。
また、9月からは彼が日本で俳優活動を始めた。
普段とは違う姿を見られることが嬉しかった。

その年の12月にメンバーが抜けCROSS GENEが4人になったことは、わたしにとって大きな出来事だった。
いつの日か終わりが来る、そんなわかりきっていたことが、突如目の前にやってきたような感じがした。
だから、翌年彼が出た舞台には全て足を運んだ(全ステという意味ではない)
いつ終わりが来てもいいように、後悔しないように。

韓国にもイベントで三回ほど足を運んだ。
パスポートを持っていなかったので、わざわざ作ってまで行った。
後悔したくない、その気持ちがじわじわと自分の心に黒く侵食し始めた時だった。
実際韓国は楽しかったし後悔はしていないが、この頃から自分は半ばやけになって彼を追っていた。
当時はそう思ってなかったけれど、今はそう思う。


今年は日本でイベントに一回出てから舞台を二回やり、本当はまだイベントがあったはずだが(公式がアナウンスしていた)、コロナのせいでそれは無くなってしまった。
その代わり、オンラインのイベントが何回かあった。
もう一度生で彼の歌ったり芝居したりする姿が見たいな、そう思いながら日々を過ごしていた。

その間、やはりコロナのせいでアルバイトのシフトがまったく入らなくなり、精神はどんどん悪くなっていった。
せっかく見つけた短期の派遣も、過呼吸を起こして倒れるなどした。
これではなんにも役が立たない。
自分の精神は限界を迎えて、早く死にたいと思っていた。
しかし、そんな中での彼の存在は、ただ生きなければという重石になってしまった。

三ヶ月連続でオンラインイベントを行うというアナウンスが公式からされた。
それからは、ただただ死にたいという心を一生懸命抑えて生きた。
彼がいるから、彼を見なきゃいけないから。
いつの間にか「~できる」から「~しなきゃいけない」に変わっていった。
ある種の強迫観念というものだろうか。いや、むしろ呪いと言った方が正しいかもしれない。

そして、今月中旬に行われた最後のオンラインイベント。
彼がそのエンディングで言ったことが、最初に書いてある言葉だった。
それから何日か経って、彼が11月30日をもってCROSS GENEを卒業するという知らせが公式からされた。
そして、それが今日だ。
今日をもって彼はCROSS GENEではなくなり、それと同時に、きっとわたしは一種の呪いから解放されるのだろう。


今日、バスの中でウォークマンをシャッフルにして流していた。
流れたのはCROSS GENEのCorvusだった。
4人になってからの唯一の曲。
これは昨年のコンサートで初めて披露された、どこか切ないメロディーの曲だった。
蘇っていく、色々なことが。

メンバーにいじられている姿。それでもって天然でメンバーを困惑させているところ。
どんどん進化していく演技。彼の唯一無二の歌声。彼の屈託ない笑顔。
彼はわたしに生という呪いをかけていたかもしれないけれど、与えてくれたものはすべて宝物だった。

Corvusを聴いていたら涙が流れ、思わず隣に座っていた母の手を握った。
母は何も言わず、片方の手でわたしの手を撫でてくれた。

彼がこの先どんな道を行くのか、今のわたしは知らない。
出来れば歌や芝居を続けてほしいけど、「第二の人生を送りたい」と言っているから、それがどんなものなのか本当にわからない。
でも今まで彼が歌ったもの、演じたもの、与えてくれたものすべて忘れないよ。
ねえ、セヨンさん。わたしを今まで生かしてくれて、ありがとう。
あなたの幸せを、心から望みます。


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と締めくくったとはいえ、わたしはなんやかんやでこれからも彼のことを大好きでいるんだろう。
わたしへの第二の呪いはこれから始まるのかもしれない。
そう恐れと期待を抱きながら、世界という名の地獄で、もう少し生きてみようか。