きらきらカーテン

一人の病気ヲタクの備忘録

勝手に2014総括 ~音楽編~

※総括とか言いつつただ今年に見たり聴いたりしたものについてネタバレ全開で感想だべっているだけです


どこを総括すればいいのかわからなくなってきた感まる見え。
ということで音楽です。


◆ライブ
GRAPEVINE club cuircuit 2014
すげぇよかった。
という陳腐な言葉でしか表現できない自分が歯がゆいね。

最初のふれていたいからVo.田中の声が後ろの方にいた自分を突き抜けていって、びりびりと「バインの音楽が目の前にある」という感触が肌を包み込んだのを忘れません。
あとはONI~CORE。
この2曲の流れが自然すぎて、同じアルバムに収録してたと思ってましたが違ってました。
心を躍動させる流れ、というと違う気もしますが、この流れにすごくわくわくしました。

新曲3曲と指先が生で聴けたからもう満足です。
指先は本当秋冬にぴったりの曲だな~。



◆PVと合わせて聴きたい曲
APOGEE 『Twilight allow』

APOGEE『Twilight Arrow』(from『OUT OF BLUE』) - YouTube

活動休止状態から復活したAPOGEEによる新曲です。
APOGEEといえばスタイリッシュでどことなくシュールなPVで有名ですが(大体よーつべさんにあるのでチェックしていただきたい)、今回のPVもスタイリッシュ。
光と影を上手く使っていてこれぞAPOGEE
怪しげな歌詞もシンセサイザーがスパイスとして効いているメロディーも、APOGEEが帰ってきたぞ!と感じさせる一作です。
APOGEEはPVと一緒に聴くべきバンドだと思いますので是非PVを。
ちなみに私の一押しPVはアヒルです。



Syrup16g 『生きているよりマシさ』

syrup16g - 生きているよりマシさ (MV) - YouTube

相変わらず毒を突いてくる。
変わったといえば、歌詞が回りくどいものからストレートになった点。
「死んでいるよりマシさ 生きているよりマシさ」とかまさにストレートに表している。
それを重苦しいメロディーでしんみり歌い上げるのではなく、あくまで明るい(?)メロディーで歌うんだから、正反対の二つが交わりあってSyrup16gという独特の魅力を生み出していると思います。

そういえば、歌詞には五十嵐の解散後の生活が少なからず反映されているという意見をちらほらと見て納得がいきました。



スマイレージミステリーナイト!

スマイレージ 『ミステリーナイト!』 (S/mileage[A Mystery Night!]) (Promotion ...

『LILIUM -少女純潔歌劇-』を観て一気に興味が湧いて視聴。
『LILIUM』での彼女たちが纏っていたのは、'純潔'という言葉通り白い衣装。
しかしこの彼女たちの衣装は黒を基調とし、露出度もかなり高めで大分衝撃を受けました。
しかもその衣装でガンガン踊るから…なぜかこっちがハラハラしながら見てました。

『LILIUM~』でスマイレージの歌唱力の高さは知っていたのですが(特にめいめいこと田村芽実さん)、このかっこいい曲調に田村さんのパワフルな歌声が合っているんだこれが!
「未来はミステリー」っていうサビの盛り上がりを歌うめいめいの声伸びすぎ!かっこよすぎ!

欲を言えば、『LILIUM~』で観たかななんこと中西香菜さんの歌声もなかなかかっこいいから、ぜひかななんの歌割もください…!



モーニング娘'14 『TIKI BUN』

モーニング娘。'14 『TIKI BUN』(Promotion Ver.) - YouTube

こちらも『LILIUM~』を観たのがきっかけです。
モー娘。は小学生低学年の頃めっちゃ好きでした…なので、実に約10年振りにハマってしまった感じです。

久々に見たモー娘。は違った。かっこいい。
しかもモー娘。独自のダサさは少し残しつつ、それでかっこよさを更にプラスするという新しさ。
なにがってどぅーこと工藤遥さんの可愛さ、かっこよさがヤバイ。

工藤さんは『LILIUM~』でファルスというものすごく重要な役を演じていて、14歳という若さでファルスという狂気を堂々と表現していたのが印象的です。
今回はとてもカメラや歌割りが彼女に重点を置いていて、「これは工藤ちゃんの時代到来時にハマったパターンか…!?」と思ったほどです。
他の方たちもものすごいカッコいい。
12期が増えて新しくなったモー娘'15の歌も楽しみです!

道重さんが卒業されるとのことで、道重さんのことを唄ったカップリング『見返り美人』もよかった。
私は道重さん卒業というタイミングでモー娘。にハマった奴ですが、それでも道重さんはモー娘。にとってターニングポイントを作り上げた方なんだなと思いました。
また、道重さんのソロ『シャバダバ ドゥ~』も、彼女の持っている可愛さを見事に引き出している。
今のモー娘。の魅力はやばい。
今後ともチェックしていきたいアイドルです。



◆私的これははずせない曲
『TRUMP』シリーズの曲多めです。


モーニング娘'14&スマイレージ 『Eli,Eli,Lema Sabachthani?』

『LILIUM~』のオープニングテーマ。
末満健一氏演出の舞台ではキャスト全員が出てくるこれをキャストパレードと呼ぶそうですね。
そりゃ『LILIUM~』の映像と一緒に見られたらもっといいけど、音源だけでも素晴らしい。
さすが末満&和田コンビだなと。

と、いうことで『LILIUM~』の世界観が表現されているダークな曲。
曲名はヘブライ語で「神よ、神よ、なぜ私を見捨てられたか?」という意味らしいですね*1
ということは『TRUMP』シリーズの世界にはヘブライ語や、ヴァンプで信仰されている神があるのか?と考えたのですがまあそれはまとまったら書くとして。

「その手で抱きしめていて 愛を誓う血のくちづけを」のとこのシルベチカ(小田さくら)とマリーゴールド田村芽実)の掛け合いがかっこよくてかっこよくて…!!!
二人の飛び抜けた歌唱力がぶつかり合うこの瞬間は音源だけでも鳥肌が立ちます。



・『TRINITY OF TRUMP』より 『ライネス -thema of TRUMP-』

こちらは『TRUMP』のメインテーマ。
末満氏いわく、登場人物が何か取り返しのつかない過ちを犯してしまったときに流れる一曲とのこと。
新良エツ子氏のどことなく妖しげなソプラノから入るのがまたダークな雰囲気を醸し出している。
韻を踏んでいる歌詞も心地よい。
また、和訳を見るとさらに『TRUMP』の世界に入り浸れます。

ちなみに歌詞は末満氏のブログにあります⇒
「ライネス -thema of TRUMP-」歌詞 :: 末満健一の「愚筆愚考」|yaplog!(ヤプログ!)byGMO



・『Dステ12th TRUMP』より『虜のペンデュラム』

こちらはD2版『TRUMP』のエンディングテーマ。
OPの『星の轍』も大好きなんだけれど、あえてこちらを選曲しました。

『星の轍』『虜のペンデュラム』共にある登場人物の目線で歌詞を書かれたと末満氏は語っていますが、その人物に想いを馳せながら聴いてみるととても胸が痛くなる曲です。

「死を紡ぎ愛を編む」という歌詞がまた『TRUMP』シリーズという世界を上手く描いているんですよ~!
『TRUMP』シリーズって死と愛憎の連鎖で構成されてると思うんですよね…。

ところでサビになると、メロディより一オクターブ下の歌声が聞こえるのは私だけですか。
歌声の持ち主は『shuku・shuku・粛清』を一オクターブ下で歌ったという逸話を持つ池岡くんですか。



・やなぎなぎ 『三つ葉の結びめ』

凪のあすから』第二期のED。
第一期EDの『アクアテラリウム』がとても素晴らしかったので、第二期EDもやなぎなぎさんが担当されると聞いて期待していましたが、やっぱり素晴らしかったです。

アクアテラリウム』が閉鎖的だったのに対して、『三つ葉の結びめ』はそれを破って外に出ていく…というイメージ。
そのイメージが段々ハッピーエンドに向かっていくアニメの展開とうまくマッチしていたなと。
また、やなぎなぎさんの透明な歌声もアニメに合っていました。



GRAPEVINE 『ONI』

MISOGI EP(数量限定 完全盤)

MISOGI EP(数量限定 完全盤)

『MISOGI』をウォークマンに入れて全然聞いてなかったのですが、ランダム再生で流れた曲に衝撃。
急いでMISOGIをループ再生したよね…。

GRAPEVINEはどちらかというとスローテンポの曲が多いでしょうが、これはスピーディー。
まさに最近のロック!っていう感じです(?)
疾走感溢れるメロディに乗って、躍動感のある歌詞が紡がれていく。
メロディーはサビになると一気に解放されるというか、今までモノトーン気味だった色がパッと青色になっていく感じ。
それが爽快感を創り出していて、とても心地よい。

そのサビのメロディーと共に歌われる「そう見る前に跳んだら 二度と戻れない」っていう詞がまたグッとくる。
この歌詞を聴くと一気に宙へ舞う感じがします。
語彙力というか表現力というか、そういう力がないのがとても悔しいのですが、なんていうんだろう…ほんとに跳んで行けそうな感じ。
歌詞には鬼って言葉が何度か出てきますが、私はなんとなく勝手に烏天狗を連想してます。



クロード・ドビュッシー 『前奏曲集1より 沈める寺』

突然のクラシック。

元々ドビュッシーをはじめとしたフランスの印象派と位置づけられる作曲家たちのピアノ曲は好きだったのですが(滝ちゃんねるで岸くんが「ドビュッシーの『メヌエット』をよく弾く」と発言したときはすげぇ~!しぶい!岸くん結婚して~!と思ったものです)、前奏曲にはあまり手を出してませんでした。
三月に『月の光』を弾く機会があったのですが、それを機にほかのドビュッシーの曲も聴いてみたいな~と思いピアノ全曲集を漁って出会った一曲です。

フランスのイース伝説を元にしている説があるというのはネットで調べた際になんとなく知ったのですが、それを知ってから聴くとまた違う印象を与えてくれるはず。
最初は静かなメロディから始まって、途中大盛り上がりを見せてまた静かに終わっていく。
沈んでしまっておぼろげにしか見えない寺院がどんどん鮮明に見えてきて、その中から讃美歌を歌うメロディが聞えてきて、でもそれはまた水の中へ静かに消えていく。
まるで水の中で本当に寺院を目の前にしているような錯覚に陥るような。
イース伝説について少し調べたいな~と思った次第です。



スキマスイッチ 『星のうつわ』

星のうつわ

星のうつわ

師走に入ってからのランクイン。
NARUTOの映画を観て、「これはNARUTOじゃないな…恋愛映画だ…」とか思ってたら流れてきたEDが良くてだな~!
まあスキマスイッチが主題歌っていうのに期待しかしてなかったけど!

メロディももちろん素敵なんだけど、とりあえず歌詞をどん⇒http://j-lyric.net/artist/a001fed/l033a3f.html

私はどちらかというとメロディから入るタイプで、歌詞がめっちゃ好きだっていう曲はあまりないんですが、これは歌詞から好きになりました。
人間のいのちに宇宙を重ねた壮大なラブソング。
死ぬことについて「鼓動の数に限りがある」という表現がすごくいい言葉の回しだな~って思います。
「死」っていう直接的な言葉ではなく「鼓動の数」で人間の有限さを表しているその表現がとにかく好きです。

ほんと恋愛映画にはぴったりの曲です。
ヒナタ大好き奴だからヒナタが報われて良かったけど、恋愛モノの映画は恥ずかしくなるね。




後半につれ2014年発表の曲が少なくなっていく謎。