勝手に2014総括 ~演劇(?)編~
※総括とか言いつつただ今年に見たものについてネタバレ全開で感想だべっているだけです
舞台といっても、DVDで見たものも含まれています。
◆Johnny's 2020 world
初っぱなから演劇ではない。
ジャニーズは演劇ではなかただのエンターテイナーショーと思っています。
とりあえず各自ヲタのお気に入りが活躍すればいいんです、シナリオなんてどうでもいいんです。
ということを改めて思い知らされたショーでした!!!
棒読みだしもうわけわかんねーな!
自担こと千田くんは妖精のシーンで寺西くんとキャッキャしててかわいかったです。
ただこんなやる気無くしそうな舞台でも気を抜かず真面目にしてねと思ったばかりでした。
◆TRUMP
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私を立派な繭期に陥らせてくれました。
本当に気持ちよく絶望できる一作。
笑いの部分などで少し綻びはあるかもしれないけれど、後半の絶望のエンドへのスピーディーな転がりようは気持ちよささえ感じられます。
末満さんお得意の叙述トリックが紐解かれる瞬間の衝撃といったらありゃしない。
山田裕貴/陣内将のWキャストはDVDを購入する前から良い意見しか聞いていなかったのですが、ほんとその通りでした。
アレン/ティーチャークラウスという難しい役を自分のものにしている。
二人のダンスシーンは儚くて美しい。
あのシーンでの、陣内クラウスの山田アレンに対して恐怖を感じているような、それとも山田アレンを噛みたくてたまらないとうずうずしているような、どちらともとれる表情がいい。
そして陣内クラウスを翻弄していく山田アレンが本当に!魅力的!
最後まで純粋さを失わない山田アレンのきらきらしている瞳がDVDでも鮮明にわかりました。
カメラレンズや画面を通したDVDでこれなんだから、舞台だとどうなっていたんだろう。
あのアレンの純粋さや魅力に、クラウスが惹き付けられていくのも納得です。
あと、キャラとしてはラファエロとアンジェリコがめーっちゃ好きです!!
二人の関係は、家族や家系の誇りとかやったらめったら複雑なもので、それへの理解を前提として演じなければいけないっていうまた難しいキャラ。
いやそもそも『TRUMP』ってどのキャラも結構複雑な背景があるから全部難しいのだろうけど。
ていうか素人のわたしが言うことではないんだろうけど。
そんな中、阿久津ラファエロの感情を押さえつけた演技にただただ苦しくなったし、志尊アンジェリコのゲスさに、トッキュウジャーを暫く見ることが出来ませんでした(笑)
二人ともどちらかというと'悪役'として愚かな死を迎えてしまうけれど、お互いの意思を貫いただけなんだよな。
本当に二人とも好きです。
ところでアンジェリコ主人公でラファエロとの確執を描く『COCOON』マダー?
お金がなくてREVERSEを購入できてないので、お年玉もらったら買いたいです。
◆LILIUM 少女純潔歌劇
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『TRUMP』のパロディーであり、続編のようなもの。
私が阿久津にハマり、『TRUMP』がすごいらしいと聞いたときにはすでに大阪公演の千秋楽を迎えるか迎えないか…というところでした。
もうちょっと早くに知っていれば当日券並んだのに!バカ!!
内容はもうさすが末満氏としか言いようがないです。VIVA絶望。
予想もつかない叙述トリックに衝撃を受けてしばらく瞬きができなかったです。
正直言っちゃいますと、アイドルということで見くびっていました。懺悔です。
そんなことなかった。彼女たちに本当に頭つけて謝りたい。ごめんなさい。
彼女たちの鬼気迫る演技はただのアイドルとかいうラベリングをすべきではなかった。
マリーゴールドを演じた田村芽実さんはこの役柄のために少し体重を増やしたというエピソードを聞きました。
最近の女性アイドルについて無知に近いため推測で言ってしまうのですが、役柄のため体重を増やすなんて女性アイドルにはあまり見られないことではないでしょうか……役者としての彼女の本気を感じました。
特筆すべきはファルス。
キーパーソンであり、本当に狂ってて悲しい人物。
そんなファルスを工藤遥さんが好演していらして、息を飲みました。
最初は飄々としてて掴み所のないのに、話が進むにつれ彼の中に潜む狂気が見えてくる。
男役というだけでも難しいのに、その様を堂々と演じた工藤さんは確実にMVPです。
いやまあみんなMVPなんだけど!一人挙げるとすれば工藤ちゃんです!
あと同じく男役を好演した中西香菜さんの普段のふんわりとした女の子らしい姿を見て、びっくりしました。
男役の二人ともかっこよすぎて、普段とのギャップがすごい。
◆コミックジャック
とっても近かった~!ど真ん中!良席!
近かったからこそ、阿久津の表情の変化がわかってとても良かったです。
主人公がブラックゲートマンの言葉に誘われるかのようにフラフラとするシーンがあるんですが、その阿久津=麻人の目から感情が無くなっていて。
『TRUMP』や『青空の卵』のせいでしょうか、阿久津はあまり表情にバリエーションがないと思っていましたが、そんなことなかった。
自分の作ったキャラクターに会えて興奮したり、そのキャラクターに翻弄されて困惑したり、ムキになって言い返したり……。
色々な場面で麻人=阿久津の表情がぐるぐる変わっていって、私の見たことない阿久津だ~!と思いました。
おっと新規が何言ってんだとか思わないでくれ!?俳優業界にも新規とか古参とかあるのかは知らないけどね!?
内容もほんとに面白かった!
特に悪役を演じた鷲尾さん、瀬戸さん、健人くんの三人には笑わされました。
健人くんはJr.の時の記憶しかなかったけどコミカルな役を演じきっていて、俳優としても好印象。テニミュ3rdがんばれー!
日々変更されるコミカルな場面もあり、日々のストレスとかどうでも良くなるくらい爆笑した気がします。
キャラクターみんなのコミカルな演技に笑顔になって、最後には心がスカッとする冒険劇でした!
来年はもっと演劇を見たいです~とりあえず3月に最後のサムライと取れたらSPECTERがあるので楽しみ٩( *˙0˙*)۶