君を夏に喩えた

雑食ヲタの備忘録

合葬

結構前の話ですが、合葬を観に行ってきました。
※堂々とネタバレしております



一回目は原作未読のまま母と。
いろいろと、特にラストが不思議すぎて母と上映終了後に一緒に首を傾げました。


なんだか納得がいかなかったんですが、隣駅で少し遅れて公開するということを知り、しかもちょうど午前に時間が空いていたため二回目。



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隣駅の劇場はとても小さいのですが、親切にもこんな紹介ミニパンフレット?(4ページ)をいただきました。
(Wordで頑張った感があるので、たぶん劇場の方が作ったんだろうと思います)
彰義隊のことは名前くらいしか知らなかったのですが、彰義隊についてはもちろん幕末から明治までの主要な出来事、また上野戦争についてもしっかりした説明がありました。
そのおかげか、二回目のほうが(原作を読んだこともありますが)一回目より格段に話に入りこめたような気がします。
いつもはパパーッとショッピングセンターにある大きい劇場に行ってたけど、小さい劇場もいいね。



・柾之助
なんだか三人ともなんとなく遠くて、だれかに特別感情移入することはなかったです。
極も悌二郎も、自分の意志がはっきりありすぎて移入しにくいよね。
でも柾乃助は最初から最後までふわふわなまま。
二人みたいにそんなに明確な意志はないし、最後まで誰かにただついていくみたいな感じでした。
彼だけすごい現代人っぽいというか…言葉づかいはみんな現代っぽかったんですけど。
最初はそれにものすごい違和感を感じましたが、現代の若者の象徴なのかなぁと思います。

極の苦しむ姿を見ても、介錯なんてできずに逃げ出してしまう。
おい~!って思ったっちゃ思ったけど、柾之助らしい愚かさ。
瀬戸くんってどっちつかずな役似合うね(褒めてる)
夕陽伝の海里もこんな感じなんでしょ?違ったら申し訳ない。



・死の描写
戦争の描写がチープすぎるなんて意見もネットで見かけましたが、わたしはいいなって思いました。
あまりに広角すぎて「???」って思った次には、銃弾に倒れる仲間の姿のシーンに移り変わる。
なんていうか、あまりにあっけない。
死体はあっても、殺される描写がほとんどないんですよね。官兵くらいかな、最初あたりの。
あまりにぽんぽん人が死にすぎるけど、戦争ってそういうものなんだろうと思わせるようなそのあっけなさ。
新政府の描写もまったくなく、だから余計に彰義隊隊士たちのあっけない死が際立つんだろうと思います。



・あの怪談は何なのか
最初や遊郭、それに最後のシーンでたびたび語られる怪談。
なにか伏線になっているのだろうと思ったのですが、正直伏線になったのは極が語ったあの枕元に立つ上様の話だけでした。
っていうかあの上様の話、極の最期とラストシーンの伏線ととっていいよね?



・ラスト
二回観てもラストはよくわからなかった。
砂世の語りはいいんだけれど、どうして砂世は死に装束を纏っていたんだろう?
あのシーンでいきなりEDに持ってかれて完全においてけぼり感ありました。
柾乃助が会津に行くシーンで、極の遺品(三人で撮った写真)が見つかるみたいなとこでよくない!?だめ!?
「極も上様のため死ぬとか言っておいて、なんだかんだで二人のことは捨てきれなかったんだな…」ってじーんときたのに台無し感…。
せめてめっちゃいい人そうな砂世の旦那さんは幸せになってほしい(唐突)



しかし柳楽くんの横顔ってめっちゃ美しいですね。
どことなくミステリアスな雰囲気が極に合っている。
あまり知らないのだけど、いい役者さんだなって思いました。
天音くんは実写映画版ライチにも出るそうなので楽しみです。ライチ観るか迷ってるけど。