君を夏に喩えた

雑食ヲタの備忘録

夕陽伝観に行って来ました

※もちろんネタバレは随所に盛り込んでおります。


幽悲伝の前に夕陽伝の観想を落としておきます。
岡村さんのことは好きじゃないけど、末満さんの脚本ってのと瀬戸くんと荒井さんと池岡が出るっていうのが行く決め手だった。



ここからは隠しておきます。
ネタバレやで!



なんか、ハッピーエンドっちゃハッピーエンドだった。
岡村さんの演出は『生』へ向かっているっていうのをついったで見たけどまさしくそれだなと思いました。
遺されたものは生へ向かっていくんだなあ。
末満さんの脚本をどうするんだろうとか、岡村さんの演出どうなの?って思ったけどまあまあいいんじゃないですかね。まあ岡村さん自体は相変わらず好きじゃないっていうか嫌いの部類だけど。


あと音楽はなんか燃えよ剣的ななにかを連想したんですけど、脚本とはあんまり合ってなかったような。
熱血を感じたんですが、末満さんの脚本には哀愁さが合うんですよね…。
OPのキャスパレも内容にあんまり合ってない演出と音楽でうーんって思いました。なんつーかストリートファイターみたいだった。
あとDライの時にも思ったけど結構内輪ネタ多いよね。
Dライはまだいいけど、初見殺しっぽそう。
とか言いつつ、瀬戸くんしか知らなかった母は笑っていたのでギリ許容範囲なのかしら。


・海里
色々やらかした海里に私はついていきたくないなぁ(主観)
なんか色々の根源である海里に素直についていくのはうーんって思ったけど、まあやらかしたのはしっかりけじめつけたよね。たぶん。
瀬戸くんの海里というか、海里の瀬戸くんは超かっこよかった。
殺陣すごいね。


・都月
真面目でいい奴なんですけど、最高にめんどくさい立場にいるせいで最高にどんまいなんですよね。
いつまでも誰も自分を選んでくれない歯がゆさと辛さ。


・出雲
超かっこいいし超おとんだし超おかん。
殺陣がまたかっこいいんですよね!

でもあくまでも兄弟の中立的な立場でいなきゃダメだからそんなに魅力が外に出ていかない残念なキャラな気がする。
限りなく悪(真多羅とか毘流古とか後半の陽向とか)限りなく陽だったらわかりやすいんだけどね。
悪に傾きかけた都月と陽の海里の間にいなきゃいけないから彼の個性は殺されてしまうのかな~~って。

そういや母は出雲のひとが好きって言っていました。わかる。
わたしもめっちゃ好きです。


・毘流古
私は狂った役を演じている俳優を観るのが好きなので、毘流古を演じている池岡は最高だなって思いました。

クッソ外道溢れる狂気的な雰囲気から、最期の家族に殺されるシーンでの切なさは圧巻でしたな~。
凪大王の胸で二度目の死を迎えた毘流古は間違いなく凪大王の第一皇子だったよ。
生まれたときに一回死んでる(第一皇子/凪の子供としての死)から三度目の死かな。
父親を殺してかつ父親の手で殺されることによって、本当の人間になれたしふたりが本物の親子になれたのかと思うとかなしい。


・陽向
あんまり小芝ちゃんについては知らなかったのですが、黄泉から帰った後の狂った笑いが本当にこわくて「すごい」って純粋に思いました。
何が陽向をそうさせたのかわからないけど、生前は自分の気持ちを抑えていた反面が出て後半のようになってしまったのかな。
心の底では海里のみに対しての爆発しそうな想いを抱えていて、それが海里が黄泉まで来てしまったことで表面化したのかと。
「お前じゃない」には震えました。


・真多羅
どんまい感半端ない。
コミカルな役回りもシリアスな役回りも1:1くらいの割合であるから、ころころと彼に纏わりつくオーラが変わっていったのが印象的でした。
真多羅はただ淋しかっただけなのにね。父親から認められたなった、愛がほしかっただけなんだろうなって。


・富士丸&陸奥
兄ちゃん役をしている前山が想像つかなかったので新鮮でした。
龍輝さんの弟は庇護欲をそそられる。ひもじいか!ひもじいならヲタクが食わせてやるよ!!
でもなんか最期の描かれ方が「先に行け!」の陳腐パターンでちょっとなぁって。これは演出変えたのかな?


・猿美弥
めっちゃ国を愛してる人ってイメージ。
いや愛してるのかな?とにかく国を守ってた人だな。
TRUMP風に言うと守護者かしら。
なんで陽向よりもそんな国に固執するのか、バックグラウンドが気になるキャラ第三位くらい。


・凪大王
途中に入る唐突な無神論なんなん?って焦ったけど、つまりどういうことなの?マジでわかってないんですけど。
というのもあって、あんまり立ち位置がわからないひと。


・アンサンブルのみなさん
えっこれ四人でやってるの!?ってくらいの多すぎる運動量。
何回斬られたんだろう。昼夜二回公演の日だってたくさんあったのに、すごいダイナミックな動きで舞台を派手に演出してくれていた。
彼らの躍動感ある動きには大きな拍手を送るしかないです。