君を夏に喩えた

雑食ヲタの備忘録

雨男たちのクリスマス

26日の公演観てきました。
何気に初めての朗読劇だった。


カフェで繰り広げられるクリスマスに纏わる小話…なんですけど、初台DOORSという小さなライブハウスでやるからこそのあったかさっていうのがありましたね。
ギターの生演奏も、芝居を邪魔しない程度に飾る感じで心地よかった。

お話は四つあって、その内三つは匠馬さん演じる磯貝の空想。
平田さん演じる男手一つで子供を育てるサラリーマンのお話、大薮くん演じる既婚男と不倫している男の子の話、平田さん大薮くん二人が演じる独身男たちの話。
そして最後、現実のカフェでの匠馬さん演じる磯貝の話。
この構成がちょうどいいバランスでよかった。
全部現実っていうのもちょっと重苦しい気がするし、かといって全部空想だとリアリティがなくてつまらないもんね。
あとその空想もどこか現実に繋がっているのが最後の話でわかるんだけど、それもまたよかったな。
空想も現実も全部あたたかい話で、心があったかくなりました。
最初は「クリスマス早くない?」って思ってたけど、なんか見終わった後は久々にクリスマスが待ち遠しくなった。


・平田さん
くたびれたサラリーマン似合うな~。
笑うと顔がくしゃってなるタイプに分類されると思うんですけど、それのおかげか余計似合ってた。
前彼を見たのは遠い夏のゴッホだったので結構やんちゃというか一匹狼みたいなおらついた役だったんですけど、今回は子育てに奔走する父親だったりももクロが好きな独身男だったりしたので、演技の振り幅がかなり大きいなって思いました。
そういやTRUMPでもクールな臥萬里おじさんと長崎弁ピエトロの演じ分けすごいな!と思ったわ。

大薮くんと二人でももクロ歌うシーンがあるんだけど、あの時のはしゃぎっぷり(?)よかったな。
大薮くんに「二番サビはぼくに!」ってサインする仕草とかが可愛くて思わず笑ってしまった。


・アイルくん
ナンバカのイベントで見たことあるけど、改めてめっちゃスタイルいいな!?
カフェのウェイタースタイルがとても似合っていました。
物語が終わったあとに訪れる現実の世界でしかほぼ出てこないので出番は結構少ないけど、演じているキャラクターとアイルくん自身が強烈(誉めてるつもり)だったのでかなり存在感がありました。

舞台の最初にアイルくんが出てくるんだけど、ギターの方にするサインや話し出しってアドリブだったのね。
26日17時の回、開口一番「外国(ヨーロッパ?)でのサンタは日本でのなまはげと同意義」っていうよくわからないトリビアを披露したのは笑ってしまった。

欲を言えばもっと見たかったな~!
彼が主人公になる空想の物語も見たかった。


・大薮くん
この中では唯一はじめましての人だった。
お名前もこれで知ったのでほんとに無知で申し訳ないんですけど、あっ演技上手いな~いいなぁって思いました。
平田さん主人公のサラリーマンのお話で、主人公の息子(五歳)を演じていてすごく可愛かった。
サンタさんのプレゼントで駄々こねるんだけど、も~それが可愛いんですよね。
大薮くん演じる息子のためならいくらでも奔走するよって感じ。

あと彼が主人公を演じる二話目、嫁と子供が待ってるからっていう男に最初はわがまま言っちゃうんだけど、最後は(配達のバイトサンタを巻き込みながら)笑顔で送り出してあげるっていう姿、切ないけどいじらしかったな。
その次の話(二人の独身男の話)で突然ももクロ歌い出した時はびっくりしたけど。
さすがテニミュ出身者というか、歌上手いな。
そういやこのカンパニー、何気にテニミュ出身者多いな…?


・匠馬さん
推しなので最後に。
最近はいつも主人公を支える立場で舞台に立っていたので、ストーリーテラーの役がある意味新鮮でした。

彼が演じる磯貝の空想という体で3つの物語が繰り広げられるため匠馬さんはほぼ舞台にいるんですけど、他の人たちが演じている間メニュー(台本)に目を落としている姿がすごく似合っているなって思いました。
なんていうか、大人の男って感じで…ってすごく上から目線だな?

ストーリーテラーの他に空想物語に出てくるモブ(店員とか)もやるんだけどすごいコミカルで、磯貝の時は結構静かに語ってる反動もあってか面白かった。
やっぱり演じ分けってすごいな。

匠馬さん、声優やってることもあってか滑舌も良くてとても聞きやすいから、またこういった朗読劇に出てほしいな~。
聞いてて心地いいし。
それにストレス無しで台詞が聞けるひとって本当に貴重な存在だと思う。
それに何より演技が好きだから、また早く舞台での演技が見たいなって改めて思いました。
次は桃山だ~!正直不安だけど!



都合で二回しか観られなかったけど、もう一回観たかったなって思えるとてもいい朗読劇でした。
また朗読劇行ってみたいな~。