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雑食ヲタの備忘録

6月、7月まとめ

ブログ三日坊主なのほんとどうにかならんかね>自分

 

◆剣豪将軍義輝後編

STORY

室町幕府第十三代将軍・足利義輝は、
幕府の威信を甦らせ戦乱を終焉させるために、
剣術を究めることを志し、剣聖・塚原卜伝から
奥儀「一ノ太刀」を伝授された。
その旅の道中、斎藤道三の導きにより、織田信長と出会う。

義輝を類いまれな大器と見た信長は、
松平元康(後の徳川家康)に同盟を持ち掛け、
自ら義輝の両輪となることを誓う。

すべては天下安泰に向かって動き出したように見えた。
しかし、それを阻止する梟雄が現れる。
その男の名は、松永弾正久秀
日本の歴史を揺るがす未曾有の事件が義輝を襲う!

友や仲間、愛しい人と共に、
戦国の世を流星の如く駆け抜けた剣豪将軍義輝!
ここに完結!

mottorekishi.com


前編は面白くねぇな(率直)と思ったんだけど、あれは主人公である義輝の成長を描いていてそれがピンチ→時が止まってモノローグみたいなのが出る→強くなるのワンパターンだったからだと思う。
後編は成長した義輝が逆に人間離れした何かを醸し出しててなかなか面白かったです。

っていうかそもそもそめさまが人間離れした美しさを持っている時点で人間離れをしているんだよな。
義輝の最期、本当に人間じゃないみたいだった。
「〇〇(刀の名前)、欲しゅうはないか?」って言いながら敵を斬っていく姿、最期なのに静かで厳かなんだもん。
切ないとか、悲しいとかそんなんじゃなくてもう神聖なものだった。
何かの儀式かと思うくらいだよ。

悲しかったのは、周暠と小四郎の最期だな。
親を目の前で奪われたショックで話せなくなってしまった小四郎が、言葉を戻すのが、弟みたいにかわいがってくれてこれから主となるはずだった周暠を目の前で死なせてしまったショックでっていうのマジで辛くないですか!?
「周暠さま、申し訳ありません…!」って言いながら自害する小四郎見たら涙止まらなくなったよ。
めちゃくちゃ良いふたりだなあって思ってたから、余計にショックだった。歴史シリーズで泣くとは思わなかった…。


そして鯉九郎と磯良の最後の斬り合い、めっちゃ熱くないですか!?
いやまあ推しという贔屓目はありますが。それを抜いても一番熱かった。
磯良を前にして「梅花殿との約束(共に生き延びること)…守れぬかもしれん」っていう覚悟の後、一回も梅花のことを口にしなかったんだけどたぶんその覚悟をした時点で梅花への想いを断ち切ったと思うんですよ。
梅花と両想い(本当は両片想い)だったけど、最後は将軍の剣術指南役として命を捧げてお守りするわけだし。
きっと梅花への想いを断ち切っていなかったら磯良に負けていただろうから、切ないもんだね…。
殺陣も迫力があって手に汗握る展開だったし、相討ちという結果が二人の死闘の激しさを物語ってる気がした。まさか推しの死ぬシーンが最前0ズレで見られるとは思わなかったけど。

見たら鯉九郎の株、絶対ダダ上がりですよ。ブロマイドも早々と売り切れてたもんね。
あと明智十兵衛の株もダダ上がりします。あんな主君思いのいい奴だったとは思わなかった。
義輝が死んだ後、弟で実質義輝を死に追いやった覚慶に刀を向けるんだけど、覚慶を斬らずに空を斬って静かに泣く十兵衛、めちゃくちゃかっこよかった。



遠い夏のゴッホ

STORY

誰も知らない小さな森。
土の中で暮らすユウダチゼミの幼虫ゴッホは、幸せの絶頂にいた。
幼馴染ベアトリーチェと、1年後の夏に地上に出てセミになり、本物の恋人になろうと約束したからだ。
ところが、ゴッホは自分が生まれた年を勘違いしていることに気が付いていなかった。
来年ではなく、今年の夏、彼は地上へ出て羽化をしなければならないのだ。
…絶望のなか、ただひとり地上へ出てセミになってしまうゴッホ
一度セミになってしまえば、彼がベアトリーチェに再会する方法は、来年の夏までに生き延びる以外にない。
果たして彼は冬を越えて、遠い夏にたどり着くことができるのか?

toinatsu-gogh.com


すごい優しい世界だなと思った。
確かに虫たちが背負う運命は人間から見たらめちゃくちゃ過酷だし切ないものかもしれない。
でも、あの世界にはやさしいあたたかいなにかが流れていたに違いない。と私は思います。


ホセなんだけど、かわいい上に残酷な正論をゴッホに突きつけるのがすごいよかった。
もう夏を越せないってベアトリーチェに伝えようとするのを止めるゴッホに、「じゃあ何て伝えればいい?待っとけって言えばいい?」って言うホセは至極当たり前なことを言ってて、まあつまり正論なわけなんだけど、やっぱりゴッホにとっては変えられない残酷な現実を突きつけてるんだよね。
でも嘘をつかずに「待っとけって言えばいいの?」って言うホセもひとつのやさしさだよなと思いながら見ていた。
何を言っているんだっていう話だけど、ホセは最高だなってことです。


あとアムンゼン、全然いいやつじゃないけどなんかそこがよかった。
最初のちょっと馬鹿っぽい感じと中盤~最後の切なさのギャップがいい。
前半は、めちゃくちゃかわいいじゃないですか。
宮下さんのスタスキーに「お前は…残念なイケメンだな!」とか「綺麗な目で見るな!」 とか言われてたの笑った。
確かにしょーまさんの目はめちゃくちゃ綺麗。
ちなみに一緒についてきてくれた友人は、「彫り深いけど外国の血入ってる?」って聞いてきました。
まあ確かに彫り深いから目が見えないときはあるけども。

そんな前半を見ているからか、最期老いて死を迎えるシーンはつらい。
そういや最期、ゴッホに着ていたベストを渡したのは死体の暗示では?っていうツイート結構見たんだけど、私ふつうに遺志のオマージュだと思っていた。
その発想はなかったからなるほどな~という感じ。
死体なら森に戻ってきて、他の虫を介してアムンゼンに戻るの、物語の中で提示された「森の養分となって生き続ける」方法にしっくりくるもん。
ベストを託した意味、なかなか気になる。正解はないのかもしれないけど。


あと、イワンとヘンリーの構造色コンビが好きです。特にヘンリー。名前が被るけど。
クワガタのアンドレイに「自分の色がわかんねーなんて意味わかんねえ」と笑われたとき、イワンは特に気にしてないんだけどヘンリーはちょっとムッとして顔が曇るんですよね。
「自分の色は何なんだろう」って気にして悩むヘンリー、今の若者が投影されててすごい好きです。
イワンが死んでしまったとき、イワンと仲が良かったと話しかけられて「僕たち、自分の色がわからない同士なだけなんです」って吐露するヘンリーと、シマシマグモのラングレンとの会話がすごい好きです。
ちょっとうろ覚えだけど。

「イワンくんの色、どう思う?」
「…きれいだと思います」
「君も、きれいだよ」

書いといて超うろ覚えなことに気付いたけど、こんな感じ。
仲間のイワンを失って、きっと自らも死んでいくであろうヘンリーにその言葉をかけるのってなんか素敵だなって。
最期の最後に悩んでいたことを肯定されたら、きっとなにか重みがとれただろうなあ。


ほかにもアリの3人組とかスタツキーの兄貴とかとか、みんな好きだった。
嫌いな登場人物がいないいい舞台だった。
最初にも書いたけど、どこかあたたかいものが流れてて、純粋に「好きだな」と思えた舞台でした。


最後にどうでもいいこと言うけど、該当俳優ファンのみんな、最初は「えっ、推しが虫に…?!」って思ったのかな。
わたしの推しことやまもとしょーまさんはNHKで毎週土曜日虫とか花になってるから特に何も感じなかった。
蝉ってなりきったこと絶対あるよなって反応だった。ある意味かなC。
なりきり!生きものむ~にゃん学園、毎週土曜日7時15分だよ!見てね!