きらきらカーテン

一人の病気ヲタクの備忘録

夕陽伝観に行って来ました

※もちろんネタバレは随所に盛り込んでおります。


幽悲伝の前に夕陽伝の観想を落としておきます。
岡村さんのことは好きじゃないけど、末満さんの脚本ってのと瀬戸くんと荒井さんと池岡が出るっていうのが行く決め手だった。



ここからは隠しておきます。
ネタバレやで!

続きを読む

合葬

結構前の話ですが、合葬を観に行ってきました。
※堂々とネタバレしております



一回目は原作未読のまま母と。
いろいろと、特にラストが不思議すぎて母と上映終了後に一緒に首を傾げました。


なんだか納得がいかなかったんですが、隣駅で少し遅れて公開するということを知り、しかもちょうど午前に時間が空いていたため二回目。



f:id:Oryzias_07:20151027222328j:plain


隣駅の劇場はとても小さいのですが、親切にもこんな紹介ミニパンフレット?(4ページ)をいただきました。
(Wordで頑張った感があるので、たぶん劇場の方が作ったんだろうと思います)
彰義隊のことは名前くらいしか知らなかったのですが、彰義隊についてはもちろん幕末から明治までの主要な出来事、また上野戦争についてもしっかりした説明がありました。
そのおかげか、二回目のほうが(原作を読んだこともありますが)一回目より格段に話に入りこめたような気がします。
いつもはパパーッとショッピングセンターにある大きい劇場に行ってたけど、小さい劇場もいいね。



・柾之助
なんだか三人ともなんとなく遠くて、だれかに特別感情移入することはなかったです。
極も悌二郎も、自分の意志がはっきりありすぎて移入しにくいよね。
でも柾乃助は最初から最後までふわふわなまま。
二人みたいにそんなに明確な意志はないし、最後まで誰かにただついていくみたいな感じでした。
彼だけすごい現代人っぽいというか…言葉づかいはみんな現代っぽかったんですけど。
最初はそれにものすごい違和感を感じましたが、現代の若者の象徴なのかなぁと思います。

極の苦しむ姿を見ても、介錯なんてできずに逃げ出してしまう。
おい~!って思ったっちゃ思ったけど、柾之助らしい愚かさ。
瀬戸くんってどっちつかずな役似合うね(褒めてる)
夕陽伝の海里もこんな感じなんでしょ?違ったら申し訳ない。



・死の描写
戦争の描写がチープすぎるなんて意見もネットで見かけましたが、わたしはいいなって思いました。
あまりに広角すぎて「???」って思った次には、銃弾に倒れる仲間の姿のシーンに移り変わる。
なんていうか、あまりにあっけない。
死体はあっても、殺される描写がほとんどないんですよね。官兵くらいかな、最初あたりの。
あまりにぽんぽん人が死にすぎるけど、戦争ってそういうものなんだろうと思わせるようなそのあっけなさ。
新政府の描写もまったくなく、だから余計に彰義隊隊士たちのあっけない死が際立つんだろうと思います。



・あの怪談は何なのか
最初や遊郭、それに最後のシーンでたびたび語られる怪談。
なにか伏線になっているのだろうと思ったのですが、正直伏線になったのは極が語ったあの枕元に立つ上様の話だけでした。
っていうかあの上様の話、極の最期とラストシーンの伏線ととっていいよね?



・ラスト
二回観てもラストはよくわからなかった。
砂世の語りはいいんだけれど、どうして砂世は死に装束を纏っていたんだろう?
あのシーンでいきなりEDに持ってかれて完全においてけぼり感ありました。
柾乃助が会津に行くシーンで、極の遺品(三人で撮った写真)が見つかるみたいなとこでよくない!?だめ!?
「極も上様のため死ぬとか言っておいて、なんだかんだで二人のことは捨てきれなかったんだな…」ってじーんときたのに台無し感…。
せめてめっちゃいい人そうな砂世の旦那さんは幸せになってほしい(唐突)



しかし柳楽くんの横顔ってめっちゃ美しいですね。
どことなくミステリアスな雰囲気が極に合っている。
あまり知らないのだけど、いい役者さんだなって思いました。
天音くんは実写映画版ライチにも出るそうなので楽しみです。ライチ観るか迷ってるけど。

テーマソングが多い系人間

先週のお題に「私のテーマソング」というものがあったのだけれど、完全に投稿するのを忘れていた。
下書きもしていたのに。サボった自分が悪い。
まあでも下書きはしているのであげておきます。



まず小テーマからいってみよー。
?小テーマとはなにか
「○○のとき」っていう感じで、いろいろな状況のときに聞くような歌(説明が下手)


☆朝、起きたとき
GRAPEVINE sundown and hightide

another sky

another sky

朝からsundownって日の入りじゃねえか。
でも朝のイメージが強いのはさっぱりしているメロディのせいかな。


☆通学のとき
アルカラ 夢見る少女でいたい。

BOY NEXT DOOR

BOY NEXT DOOR

ダンスサウンドっていうイメージあるけど、そもそもダンスサウンドってなんだ?
ノリノリな曲なので、それにあやかってテンション上げちゃう。大学ついたらテンションダダ下がりですけど。


☆夕方に帰るとき
GRAPEVINE 指先

指先 / COME ON(DVD付) [Single] [Limited Edition]

指先 / COME ON(DVD付) [Single] [Limited Edition]

なんだか寂しいときは指先を聴く。
春でも秋でも冬でも夏でも、指先を聴く。
二番の歌詞がなんとなく胸に響くような気がします。
ちょうど夕陽が沈むような時刻に指先が似合う時期になったね。


☆昼寝したいとき
堂本剛 Breath

やさしい音と声。心地よく眠れそう。


☆失敗したとき
『TRUMP』より ライネス -thema of TRUMP-

TRUMPファンにはおなじみの、登場人物が何かやらかすときに流す曲である。
「あの人はああいうやらかししてるから自分は大丈夫」って言い聞かせる感じかも。
作中の人物よりマシってまあ(ネタバレになるのでここから規制)


☆絶望しているとき
Syrup16g 遊体離脱

coup d’Etat

coup d’Etat

悲劇のヒロインぶって歩いてみたら、最高に気持ち悪い自分に冷めるのでお試しあれ。


☆夜寝る前
Akeboshi Yellow Moon

Yellow Moon

Yellow Moon

NARUTOのEDを思い出しますね。忍者なのに携帯持ってるやつ。
幻想的な曲で、すーっと眠りに入っていけそうです。
ちなみに眠れそうにないときは、APOGEEのHeart of goldを聴きます。


★メインテーマ
APOGEE Just Seeker's Song

Just a Seeker’s Song

Just a Seeker’s Song

涙も出ないほどまっすぐに歩いてよヘイガール

というところが非常に好き。
こういう風に生きていけたらいいのになあ。
って思いつつまっすぐに歩けるわけなんてなくて、悶々としますねぇ。


こんな感じ。
今回はいろいろな状況に合わせていろいろなジャンルの音楽を…と思いましたがやはり偏りがひどかった。
普段は邦バンドをよく聴きます。

熱海殺人事件

f:id:Oryzias_07:20150823104542j:plain


アイ子は、海が見たいと言ったんだ。涙こらえて言ったのさ。肩を震わせ泣いたのさ。一人で見るのが怖いから、一緒に見ようって泣いたんだ。


昨日、『patch stage EX 熱海殺人事件』を観劇してきました。
いつもだいたい一人で舞台を観る派なんだけど、今回は友人と共に!
ほんとはもう一人も誘いたかったんだけど、どうしても予定が合わなかったのが残念である…。


つかこうへいの戯曲は難しいという噂を聞き、一応予習はしました。
つかこうへいサイトで脚本が無料でダウンロードできるため、それを読んでみたのですが「???」ってなりました。
でも舞台を観てるとすーっと内容が頭に入ってきたので、多分戯曲を自分の頭で再生できなかったからかな。
いや、麻雀とかの単語がわからなかったっていうのもあるんだけどね!
あと、その戯曲を読み返しているのだけれど、山浦さんの演出が比較的戯曲に忠実だったこともあるかも。*1


そんなこんなで、当たり前だけど可視化というのは人間の思考・認識の過程において重要なものだと改めて感じました。
でもその分、自分達が演じるにはかなり難しそうなものだなと。
ちょっと趣味で演劇を友人とやり始めているので、そういう視点でも見ていました。
たとえば刑事たちが大山を立派な犯人に仕立てあげようとする不条理さとか、時代ならではの差別的表現とか、大山が殺人を犯したときの心情に戻っていく過程を理解してから演じなければいけないだろうし。
正直時代背景を現代にしていたものの、言葉が時代に合っていないものがいくつかあって、わかりやすかったといえどたまに理解できない時がありました。
patchの皆さんもお若いので、脚本を読んだときに「大丈夫?」とか思ったけどそんな心配はいらなかった…(˘ω˘)
その時代の人物になっていたと思います(演出変更などで時代背景がごちゃまぜなので、パラレルの時代と今は仮定しています)
確かに芝居はまだ粗削りかもしれないけれど、それを熱量で補ってた。


キャスト個人的に言っていくと、三好くんはSPECTERでの石舟を観て「飄飄としたキャラがハマるのでは」と思っていたので木村伝兵衛役はなかなかの当たりだったのでは。
序盤の「チャイコフスキーはお好きですかな。(以下略)」のところとかぞくぞくした。嫌みっぷりが(ほめてる)。
また、村川くんは物腰柔らかそうな印象だったけれど熊田のあのやたら熱血?暑苦しさ?をうまく表現できてたなと。
何か所か声が裏返っててのどが心配になったけれど。あとセリフがたま~に聞きづらかったのは残念。
あと脱ぐシーンあるじゃないですか熊田。スターウォーズの下着履いてて地味におもしろかったです。*2
立花さんは確か『TRINITY THE TRUMP famale』でティーチャールーシュンを演じていた方ですよね?
ようつべにアップされてる序盤では超イケメンなのに、今回はかわいらしい女性を演じていてさすがだと感心しました。
っていうか足がきれいでうっひょありがとなってなってました。ごめんなさい。


で、今回「お!」と思ったのは松井ゆうほくんです。漢字変換してないのは面倒だからです、申し訳ない。
ゆうほくんはSPECTERでしょうりくんたちと共に素晴らしい殺陣を魅せてくれたのだけど、今回は会話劇。
最初の歌いながら出てくるところも、サングラス外したあとのおどけた感じも、最後のアイ子を殺す場面の叫びも演じ切っていたなと思います。
大山がアイ子を殺すときに戻って(言い方がわからん)、彼女を殺すまでの心情の変化の演技がとても素晴らしかった。
確実にpatchの皆さんの演技がSPECTERのときより上達していたので、観たかいがあったなと。
幽悲伝が楽しみです、改めて。


ところで内容なのだけれど、大山がアイ子を殺した理由は、彼女の前では気取らなくてもいいんだ!と心を許していたのにその心を許したゆえの行動を批判されたあげく、百姓などと罵倒されて傷ついたのもあるのかな?
それと、アイ子が彼の相撲のエピソードを覚えていなかったからだよね。
前者はなんていうか見栄を張ろうとする男性のプライドみたいなものを感じたし、後者では思い出に依存する女性性を感じました。
きっと彼はアイ子とそのエピソードの中に生きていたのかもしれない。
あっ、思い出に依存する~に関しては授業で男女に記憶の性差があるよ!みたいな映像を先日見たのですがぼんやりとしか思い出せないので語弊があるかと思います。申し訳ないです。
大山金太郎という人物は男性性と女性性どちらも兼ね備えているキャラクターだと私は解釈しました。
しかしどうして男は見栄っ張りなんだろう。


最後の木村が大山を菊の花束で殴りつけるシーンは、迫力があって息を飲んでしまいました。
地面に散乱する黄色の花びらがその激しさを描いていました。
大山や片桐が去っても残るその菊のにおいが余韻を演出させていた感じがします。
小劇場だからこそできた余韻かもしれないですね。
正直言ってちゃんとまだ内容は咀嚼していないけど、最後はあーだこーだ言っていた刑事や大山が、いつの間にか大きく成長していて不思議と感動をおぼえるエンドに。
なんだか熱海の海が見たくなりました。熱海行ったことないけど。


最後にどうでもいい話ですが、物販がエレガンス氏でめっちゃ村川くんのブロマイド推されて買いました。
「村川くんのブロマイド持ってると金運あがりますのよ」って言われながら渡されたらもう爆笑するしかなかった。
隣にいた有馬くんはかわいかったです。

*1:他の演出では中の人ネタとかでけっこう笑いどころを入れているらしいので。いや笑えるところもたくさんあったけど!

*2:友人と二人で「ダースベイダーだ…」ってなりました

最後のサムライ

※2015年3月後半に書いてた記事を今更あげます。


最後のサムライ観に行ってきました。
そもそも私は高校の時に世界史を選択してしまったため、恥ずかしながら日本史にはかなり疎いと自覚しています。
幕末あたりは母の影響でいくつか読んだりもしたけれど、新撰組に偏っていたため戊辰戦争周辺のことは白虎隊くらいしか知らないんですよね。
ということで、長岡は新潟だったかな~みたいなノリで観劇しました。



正直初日だから感想も落ちてないし前知識もないので観る前はストーリーを見て「河合氏が活躍する時代劇スペクタクルかな?」とか思ってました。
そういうものって、「こういうひとがこんなことしたよ!わぁすごい!だからこういうところを受け継いでいこうよ!」みたいな英雄豪傑物語感あってあんまり好きではないんですよね。
(すごい偏りまくりな意見だけどごめんな!)


って思ってたけど違った。
戦争を止めようとしてすっごい走り回ってるのに、戦争は結局起きてしまって止められなかった。
そして、河合の死で静かに幕を閉じてしまった。
なんだかとても切ない終わり方で、ああ…ってすごくもやもやした気持ちだけが残った感じ。
基本ストーリーは山縣有朋日清戦争直前?)とエドワード・スネルの話からの回想で進んでいくんだけど、戦争したくないっていう山縣は最後結局スネルから銃を買うのね。
でも、河合が戦争したくないから自分で守るって銃を買うけど結局戦争は起きてしまった。
だからああそれじゃあ結局繰り返しだよ…って虚しくなりました。



で。ここからキャストの話。
市原隼人の兄貴肌みたいなのはいろいろな方面からのお話で知ってたけど、それに河合の豪快さが合ってるんだこれが~!
本当に役者と役柄がぴったりしていて、生き生きしていました。
でも、そのせいか死ぬときの切なさはひしひしと感じて…うわわわってなったよ。


あと個人的にヒャッホウ!というかびっくりしたのは猪野くんの悪役。
超嫌味な顔で超嫌味なこというからもう興奮したよね!?!?!(?)
猪野くんとてもかわいい顔だなぁって思ってたらもうあの表情ですよ、痺れるわありがとう。


こばゆた氏は鎧武の戒斗さんでしか演技をしている姿を見たことがなかったんですが、鎧武の戒斗さんとは違い穏やかな役どころでわたしの持っていた印象が変わりました。
病弱という役どころからか、ちょっと儚い感じなんだよね。
ほら、戒斗さんめっちゃ強かったから…いや最後は負けたけど…。

特に言及はされなかったけれど、足を引きずっていたから足が悪いのかな?
どんどん先を行く河合とは対照的な役どころで、でも河合のよき理解者で河合をやさしく嗜めることができる唯一の人物ではないかなと思いました。
あ、あと河合のこと継之助くんって呼ぶのポイント高い。


阿久津の木蔵はとにかく純真?な青年というか、河合(と、おすが)のことをほんとに慕って従っているんだな~ということが舞台を通して伝わってきました。
その場にいるんだけど台詞はないっていうシーンも多く、表情の変化で演技をしなければいけない難しい役なんだろうなと私(超素人)は感じました。
でもわたしは阿久津の表情の演技が大好きなので問題なかったといえばうそになるかもだけど、最後にいくにつれて表情がグッと締まってきていて高ぶりました。

「阿久津はこういう役は合わない」っていう意見もついったで見たけど、わたしは結構好みかもしれない。
ただひとつだけビジュアル面に文句つけるけど、2日目以降前髪を分けなかったんはどうしてや!!!!前髪分けてるの小僧感があってかわいかったやろ!!!!!


しかしアンサンブル?の方々、いろいろと動き回ってて体力すげぇって思ったけどやっぱり大変そうだったなぁ。
戦とかのシーンではもっと多くてもよかったかもなぁ。
最後アフタートークも聞いたら新宿で迷子になりかけました。どんまい。

バケモノの子感想

ちょっとー!書きかけだったバケモノの子感想が消えたんですけどー!!(憤怒)



https://instagram.com/p/4-v8KJxxE6/
バケモノの子見てきました~~面白かった



ということで再度書き起こし。先日公開日初日にさっそくバケモノの子を観に行ってきました。
感想書くの遅いのはレポートとかあったからです。
っていうかはてなブログ書くの久々だな?繭期ナイト以来じゃん。


※ネタバレですし私の主観とかがどばどば出てます



最初にどうでもいい感想なんだけど、特に事前に情報(ストーリーとか登場人物とか声優とか)を頭に入れずに観たんですけど、最初のナレーションから大泉洋大泉洋全開で「あっ大泉洋…」って思った。めっちゃ大泉洋感半端ない。
大泉洋が演じていたキャラは憎めないかわいいやつでした。
熊徹や九太(蓮)に文句垂れつつそれでもついていくとかかわいすぎるやろ…。


映画を観終わった直後、「一人ぼっちと一人ぼっちのお話なんだ」っていう印象を受けました。
そういうことだろうと思って公式サイトでストーリー見たけど、親子の絆だった。


映画開始から、蓮は一人ぼっちで。
それは人間界でも妖怪の世界でも変わらず、九太となっても蓮はずっと一人ぼっちでした。
でも、実は熊徹も一人ぼっちで。
熊徹が一人(一人?)だけで、味方もいないままただ戦っているのを見て「こいつも一人ぼっちなんだ」と知ってから、九太が「負けるな!」と叫ぶシーンは、きっと九太も一人ぼっちだからそんな応援ができたんだなぁって。
一人じゃなきゃ、周りの目できっとできなかったから。


人間世界で戻った蓮が出会う楓もやはり一人で。
だから惹かれあったというか、こう二人でいるようになったんだなぁって思います(語彙力)
正直楓とのエピソードは「???」ってなったのであんまり言及しません。
楓の問題とかもちょっと書かれてたけどそれ以上言及されないし、特に解決もしてなかったからえっいる?って感じでした。


で、きっともう一人のバケモノの子も一人だったんだろうなと思います。
本当は彼には周りの人がいるのに、その周りの人と分かり合えないから一人ぼっちに
なにかにすがることしかできなくて、それはすべての元凶であるものだったんだろうな。
同じ一人ぼっちのバケモノになってしまったんだな~って考えてました。
彼の家族ですらわからなかった彼の気持ちを九太がわかったのは、やっぱり二人とも一人ぼっちだから。
一人ぼっちしかわからない一人ぼっちの孤独やそのさみしさとか虚しさとか。
だから九太は彼を救えたのだと思います。まあ彼って一郎彦なんだけどさ


あっ、そうそう一人といえば。
次期宗師の決定戦(?)でのシーンで百秋坊が「熊徹と九太は一人ずつではまだ一人前じゃないけど、二人で一人前なんだ」(ニュアンス)という言葉を放ったとき、私は突如BRAVE HEROのBメロの歌詞を思い出しました。
懐かしいな~ダンボール戦機WのOPなんですけど~。

1+1の正解は∞
チカラあわせば逆転勝利も夢じゃないぜ

1×1の友情は無敵さ
一つになれば何が起きても怖くないぜ


これめっちゃ九太と熊徹じゃないですか!?!?!?!
一人と一人じゃまだまだ弱いけど、一人と一人を足したら未知の力を生み出すっていう感じ。
お互いが一人だからわかりあえることができて、いろいろな出来事を超えてきたんだなって。
やっぱり一人ぼっちたちの物語じゃないですかこれっていうのが私の結論です。

ってことを言いたかったの!以上!解散!

繭期ナイト覚書

※1もちろんネタバレ満載です

※2TRUMPでのバンリ→バンリ、SPECTERでのバンリ→萬里と表記しています

※3ちょくちょく思い出したことなどは修正・追記していきます

・出演→末満さん、中山くん、松井くん、村川くん、山浦さん


◇自己紹介
中山「ヴァンパイアハンター代表中山義絋です」
松井「繭期のヴァンプ代表松井勇歩です」
村川「村人代表村川剄剛です」
山浦「不老不死代表山浦です」
松井「オンリーワンじゃないですか!」


◇みんなとTRUMPシリーズ
末満「山浦さんはTRUMP観ました?」
山浦「台詞言えるほど観た。手を伸ばす物真似するほど観た」

・山浦さんがクラウスを演じるのは初演・再演に続き3回目
・松井くんが人生で初めて観た演劇がTRINITY THE TRUMP(村川くんも一緒に観た)
・ 三好くんはLILIUMを生で観劇



◇ネタバレ事件
・Ustでの岩崎くん
・それまでの話題→Q.他の役をやるなら何役がいい?
・近藤くんや村川くんが答えるがクラナッハや石舟は出るけど萬里が出ない
・末満「岩崎は?」岩崎「僕クラウスですね」

・ノームの年齢は最後の方で明らかになる予定だった(萬里の「そうだったのー!?」的な笑えるような台詞もあったらしい)
・しかしソラトニワでの井上「僕の役10歳なんですよ!」
・末満「どういうことやと」
・松井?「いやもう………すみません」


◇SPECTERを作った話
・TRUMPに出てくるガ・バンリがあっけなく死ぬ
・末満「死ぬときにみんななんだかんだ言ってたら鬱陶しいからバンリはあっさり殺そう!」
・しかしバンリがお客さんに愛されて、「実は死んでいないんじゃ?」という憶測が生まれる
・いやあっけなく死んでるんだよと説明するために作った

・TRUMPでバンリはソフィになれなれしい
・役者にもよるけど、理由をつけたい→ソフィの名付け親がノーム/バンリに
・ということは、TRUMPではバンリはソフィが自分の義理の甥ということを知っていた?


◇SPECTERのもろもろ
・TRUMPのバンリは24歳、ソフィは14歳
・SPECTERはTRUMPの14年前のため、ノームは10歳
・10年前、ノームが生まれたと同時に萬里の奥さんがシルバーアイと呼ばれるヴァンプに殺害される
・萬里の奥さんは殺害された時に身籠っていた?
・もしその子供が生きていたら………

・SPECTERでのクラウス→猫、ひろいました(途中クラウス無双ちょちょっとあり)
・これがTRUMPにつながっていく
・山浦さんは自分が出ていないというカモフラのためねこあつめをしてTwitterに呟いたりしていた
・山浦「まあ(本番中に)してたけどね」
・ちなみに末満さんもねこあつめをしている


◇TRUMPシリーズ
・SPECTERの主人公は萬里だけど、萬里の話ではなくソフィ出生の話
・TRUMPはソフィが不老不死になる話
・LILIUMは不老不死になったソフィがやらかす話
・これら三作品はソフィ三部作
・末満「正直TRUMPシリーズはやらかしてばっかの話」

・SPECTERのテーマは単品としては「受け継ぐこと」、シリーズとしては「業からは逃げられない」
・サトクリフの予言などで因果が発生している(→バンリの死やソフィの不老不死)


◇LILIUMの庭師は?
・単刀直入に言うとソフィ
クラナッハの死の間際の言葉で因果が発生
・↑「永遠に枯れない、百合のように美しい花を作ってくれ」みたいなあれ
・そしてそれから3014年後、彼は永遠に枯れない花(リリー)を作る


◇TRUMPシリーズのもろもろ
・ライネス(Wryness)は古い英語で「過ち」という意味
・末満「現代に訳すとやらかすって意味」
・ライネスは登場人物がなにかやらかした時に流れる曲

・パンフ?フライヤー?のデザインだっけ?の東さんが観劇された時の一言→「いっぱい死んだな!」
・LILIUMを観た背広のひとたちの一言→「殺しすぎだよ!」

・次はデリコ三部作?
・山浦「ダリやらんの?」客「えー!!」みたいな
・ダリが若い頃のお話になるので末満さんはできないと仰ってます


ひとまずこんなかんじ。
また感想は上げます。