きらきらカーテン

一人の病気ヲタクの備忘録

揺れ恐怖症と20年前のおはなし

今週のお題「今だから言えること」


(こういうのって書くべきことなのは笑えるような過去の失敗談とかなんだろうなぁと思いつつ)

高所恐怖症、先端恐怖症などいろいろな恐怖症があると思いますが、わたしは物心ついた頃から少し変わった恐怖症を持っています。
『揺れ』恐怖症です。

ちなみになにが怖いかっていうと、それは電灯のひもだったりブランコだったりカーテンだったり、時には大きい音の響きも怖い。
音の響きが怖いってのはジャニヲタで音ゲーかじってる私にとってはなかなかの致命傷なのですが、症状が軽度らしいおかげでなんとか我慢できます。ということでヲタクはやれてます。


で、まあ高校生のときかな。
そういやこの原因ってなんなんだろうという疑問がふと浮かびまして、インターネットで調べてみました。
約20年間生きてきた中では出会わなかったけれど、意外と揺れ恐怖症の方は多いのかな~と思いつつ、はっきりとした原因はやっぱりわからず。
それどころかカウンセリングばっか出てきてビビった。カウンセリングで恐怖症って直せるんだ。
う~んいい答えが見つからないなと思っていたけど、「過去の記憶(本人すら覚えていない記憶)」というのを見てあるひとつの推測が生まれました。


これ、もしかしたら大震災に関係あるんじゃないの?


阪神淡路大震災が発生したあの日、わたしはまだ母のお腹の中でした。3月生まれなので、たぶん8ヵ月かな。計算間違ってそう。
私の地域は兵庫県といっても限りなく大阪に近い地域だったので、ガスも水道も結構早く復活して被害はかなり少なかったのですが、それでも大きな揺れで食器は全滅したっていうのを聞いたことがあります(なぜか炊飯器は無事で、落ちた炊飯器からごはんが炊けた音がしたっていう話は少しフフってなりました。至極どうでもいい話ですな)


もしその大きな揺れが原因だとしたら。
だって本人の記憶がなくても原因になるかもしれないんでしょ?
ということはお腹の中にいた頃の記憶でもありなのでは?


とか思ったのですが、「ただの言いがかりだろう」って言われるのが怖くて未だ親にも言ってないです。
というかもし原因がそれだとしても、神戸や淡路で被災されたお子さんたちは、そして2011年の東日本大震災被災されたお子さんたちはもっと強い恐怖を抱いているのではないか。
「実際に体験していないくせに、怖かった記憶なんてないくせに、そんなお前なんかがえらそうに言うな」って思われるかもしれないと考えるとこわかった。

以上の理由からずっと誰にも言ってなかったのですが、あえて20年経った今日にネットで言ってみました。
きっと、今日にしか言えないことだから。



もし、もしあなたの近くで地震の記憶のせいで揺れを怖がっている方がいらっしゃったら、とりあえず助けになってあげてください。
といって、どうすれば助けられるのか確実なことは言えないけど、寄り添ってあげるだけでもその方にはかなり支えになれると思うんです。
というすごい「うっわこいつ締めるの下手だな」的な文章で終わります。
お目汚し失礼いたしました……。



あと、もし揺れ恐怖症の方に出会ったとしても、めずらしいからとからかわないであげてください。
わざと電灯のひもを揺らされて「これもこわいの~?」と、よくからかわれたので…いや本当にこわいんですって…。