きらきらカーテン

一人の病気ヲタクの備忘録

熱海殺人事件

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アイ子は、海が見たいと言ったんだ。涙こらえて言ったのさ。肩を震わせ泣いたのさ。一人で見るのが怖いから、一緒に見ようって泣いたんだ。


昨日、『patch stage EX 熱海殺人事件』を観劇してきました。
いつもだいたい一人で舞台を観る派なんだけど、今回は友人と共に!
ほんとはもう一人も誘いたかったんだけど、どうしても予定が合わなかったのが残念である…。


つかこうへいの戯曲は難しいという噂を聞き、一応予習はしました。
つかこうへいサイトで脚本が無料でダウンロードできるため、それを読んでみたのですが「???」ってなりました。
でも舞台を観てるとすーっと内容が頭に入ってきたので、多分戯曲を自分の頭で再生できなかったからかな。
いや、麻雀とかの単語がわからなかったっていうのもあるんだけどね!
あと、その戯曲を読み返しているのだけれど、山浦さんの演出が比較的戯曲に忠実だったこともあるかも。*1


そんなこんなで、当たり前だけど可視化というのは人間の思考・認識の過程において重要なものだと改めて感じました。
でもその分、自分達が演じるにはかなり難しそうなものだなと。
ちょっと趣味で演劇を友人とやり始めているので、そういう視点でも見ていました。
たとえば刑事たちが大山を立派な犯人に仕立てあげようとする不条理さとか、時代ならではの差別的表現とか、大山が殺人を犯したときの心情に戻っていく過程を理解してから演じなければいけないだろうし。
正直時代背景を現代にしていたものの、言葉が時代に合っていないものがいくつかあって、わかりやすかったといえどたまに理解できない時がありました。
patchの皆さんもお若いので、脚本を読んだときに「大丈夫?」とか思ったけどそんな心配はいらなかった…(˘ω˘)
その時代の人物になっていたと思います(演出変更などで時代背景がごちゃまぜなので、パラレルの時代と今は仮定しています)
確かに芝居はまだ粗削りかもしれないけれど、それを熱量で補ってた。


キャスト個人的に言っていくと、三好くんはSPECTERでの石舟を観て「飄飄としたキャラがハマるのでは」と思っていたので木村伝兵衛役はなかなかの当たりだったのでは。
序盤の「チャイコフスキーはお好きですかな。(以下略)」のところとかぞくぞくした。嫌みっぷりが(ほめてる)。
また、村川くんは物腰柔らかそうな印象だったけれど熊田のあのやたら熱血?暑苦しさ?をうまく表現できてたなと。
何か所か声が裏返っててのどが心配になったけれど。あとセリフがたま~に聞きづらかったのは残念。
あと脱ぐシーンあるじゃないですか熊田。スターウォーズの下着履いてて地味におもしろかったです。*2
立花さんは確か『TRINITY THE TRUMP famale』でティーチャールーシュンを演じていた方ですよね?
ようつべにアップされてる序盤では超イケメンなのに、今回はかわいらしい女性を演じていてさすがだと感心しました。
っていうか足がきれいでうっひょありがとなってなってました。ごめんなさい。


で、今回「お!」と思ったのは松井ゆうほくんです。漢字変換してないのは面倒だからです、申し訳ない。
ゆうほくんはSPECTERでしょうりくんたちと共に素晴らしい殺陣を魅せてくれたのだけど、今回は会話劇。
最初の歌いながら出てくるところも、サングラス外したあとのおどけた感じも、最後のアイ子を殺す場面の叫びも演じ切っていたなと思います。
大山がアイ子を殺すときに戻って(言い方がわからん)、彼女を殺すまでの心情の変化の演技がとても素晴らしかった。
確実にpatchの皆さんの演技がSPECTERのときより上達していたので、観たかいがあったなと。
幽悲伝が楽しみです、改めて。


ところで内容なのだけれど、大山がアイ子を殺した理由は、彼女の前では気取らなくてもいいんだ!と心を許していたのにその心を許したゆえの行動を批判されたあげく、百姓などと罵倒されて傷ついたのもあるのかな?
それと、アイ子が彼の相撲のエピソードを覚えていなかったからだよね。
前者はなんていうか見栄を張ろうとする男性のプライドみたいなものを感じたし、後者では思い出に依存する女性性を感じました。
きっと彼はアイ子とそのエピソードの中に生きていたのかもしれない。
あっ、思い出に依存する~に関しては授業で男女に記憶の性差があるよ!みたいな映像を先日見たのですがぼんやりとしか思い出せないので語弊があるかと思います。申し訳ないです。
大山金太郎という人物は男性性と女性性どちらも兼ね備えているキャラクターだと私は解釈しました。
しかしどうして男は見栄っ張りなんだろう。


最後の木村が大山を菊の花束で殴りつけるシーンは、迫力があって息を飲んでしまいました。
地面に散乱する黄色の花びらがその激しさを描いていました。
大山や片桐が去っても残るその菊のにおいが余韻を演出させていた感じがします。
小劇場だからこそできた余韻かもしれないですね。
正直言ってちゃんとまだ内容は咀嚼していないけど、最後はあーだこーだ言っていた刑事や大山が、いつの間にか大きく成長していて不思議と感動をおぼえるエンドに。
なんだか熱海の海が見たくなりました。熱海行ったことないけど。


最後にどうでもいい話ですが、物販がエレガンス氏でめっちゃ村川くんのブロマイド推されて買いました。
「村川くんのブロマイド持ってると金運あがりますのよ」って言われながら渡されたらもう爆笑するしかなかった。
隣にいた有馬くんはかわいかったです。

*1:他の演出では中の人ネタとかでけっこう笑いどころを入れているらしいので。いや笑えるところもたくさんあったけど!

*2:友人と二人で「ダースベイダーだ…」ってなりました

最後のサムライ

※2015年3月後半に書いてた記事を今更あげます。


最後のサムライ観に行ってきました。
そもそも私は高校の時に世界史を選択してしまったため、恥ずかしながら日本史にはかなり疎いと自覚しています。
幕末あたりは母の影響でいくつか読んだりもしたけれど、新撰組に偏っていたため戊辰戦争周辺のことは白虎隊くらいしか知らないんですよね。
ということで、長岡は新潟だったかな~みたいなノリで観劇しました。



正直初日だから感想も落ちてないし前知識もないので観る前はストーリーを見て「河合氏が活躍する時代劇スペクタクルかな?」とか思ってました。
そういうものって、「こういうひとがこんなことしたよ!わぁすごい!だからこういうところを受け継いでいこうよ!」みたいな英雄豪傑物語感あってあんまり好きではないんですよね。
(すごい偏りまくりな意見だけどごめんな!)


って思ってたけど違った。
戦争を止めようとしてすっごい走り回ってるのに、戦争は結局起きてしまって止められなかった。
そして、河合の死で静かに幕を閉じてしまった。
なんだかとても切ない終わり方で、ああ…ってすごくもやもやした気持ちだけが残った感じ。
基本ストーリーは山縣有朋日清戦争直前?)とエドワード・スネルの話からの回想で進んでいくんだけど、戦争したくないっていう山縣は最後結局スネルから銃を買うのね。
でも、河合が戦争したくないから自分で守るって銃を買うけど結局戦争は起きてしまった。
だからああそれじゃあ結局繰り返しだよ…って虚しくなりました。



で。ここからキャストの話。
市原隼人の兄貴肌みたいなのはいろいろな方面からのお話で知ってたけど、それに河合の豪快さが合ってるんだこれが~!
本当に役者と役柄がぴったりしていて、生き生きしていました。
でも、そのせいか死ぬときの切なさはひしひしと感じて…うわわわってなったよ。


あと個人的にヒャッホウ!というかびっくりしたのは猪野くんの悪役。
超嫌味な顔で超嫌味なこというからもう興奮したよね!?!?!(?)
猪野くんとてもかわいい顔だなぁって思ってたらもうあの表情ですよ、痺れるわありがとう。


こばゆた氏は鎧武の戒斗さんでしか演技をしている姿を見たことがなかったんですが、鎧武の戒斗さんとは違い穏やかな役どころでわたしの持っていた印象が変わりました。
病弱という役どころからか、ちょっと儚い感じなんだよね。
ほら、戒斗さんめっちゃ強かったから…いや最後は負けたけど…。

特に言及はされなかったけれど、足を引きずっていたから足が悪いのかな?
どんどん先を行く河合とは対照的な役どころで、でも河合のよき理解者で河合をやさしく嗜めることができる唯一の人物ではないかなと思いました。
あ、あと河合のこと継之助くんって呼ぶのポイント高い。


阿久津の木蔵はとにかく純真?な青年というか、河合(と、おすが)のことをほんとに慕って従っているんだな~ということが舞台を通して伝わってきました。
その場にいるんだけど台詞はないっていうシーンも多く、表情の変化で演技をしなければいけない難しい役なんだろうなと私(超素人)は感じました。
でもわたしは阿久津の表情の演技が大好きなので問題なかったといえばうそになるかもだけど、最後にいくにつれて表情がグッと締まってきていて高ぶりました。

「阿久津はこういう役は合わない」っていう意見もついったで見たけど、わたしは結構好みかもしれない。
ただひとつだけビジュアル面に文句つけるけど、2日目以降前髪を分けなかったんはどうしてや!!!!前髪分けてるの小僧感があってかわいかったやろ!!!!!


しかしアンサンブル?の方々、いろいろと動き回ってて体力すげぇって思ったけどやっぱり大変そうだったなぁ。
戦とかのシーンではもっと多くてもよかったかもなぁ。
最後アフタートークも聞いたら新宿で迷子になりかけました。どんまい。

バケモノの子感想

ちょっとー!書きかけだったバケモノの子感想が消えたんですけどー!!(憤怒)



https://instagram.com/p/4-v8KJxxE6/
バケモノの子見てきました~~面白かった



ということで再度書き起こし。先日公開日初日にさっそくバケモノの子を観に行ってきました。
感想書くの遅いのはレポートとかあったからです。
っていうかはてなブログ書くの久々だな?繭期ナイト以来じゃん。


※ネタバレですし私の主観とかがどばどば出てます



最初にどうでもいい感想なんだけど、特に事前に情報(ストーリーとか登場人物とか声優とか)を頭に入れずに観たんですけど、最初のナレーションから大泉洋大泉洋全開で「あっ大泉洋…」って思った。めっちゃ大泉洋感半端ない。
大泉洋が演じていたキャラは憎めないかわいいやつでした。
熊徹や九太(蓮)に文句垂れつつそれでもついていくとかかわいすぎるやろ…。


映画を観終わった直後、「一人ぼっちと一人ぼっちのお話なんだ」っていう印象を受けました。
そういうことだろうと思って公式サイトでストーリー見たけど、親子の絆だった。


映画開始から、蓮は一人ぼっちで。
それは人間界でも妖怪の世界でも変わらず、九太となっても蓮はずっと一人ぼっちでした。
でも、実は熊徹も一人ぼっちで。
熊徹が一人(一人?)だけで、味方もいないままただ戦っているのを見て「こいつも一人ぼっちなんだ」と知ってから、九太が「負けるな!」と叫ぶシーンは、きっと九太も一人ぼっちだからそんな応援ができたんだなぁって。
一人じゃなきゃ、周りの目できっとできなかったから。


人間世界で戻った蓮が出会う楓もやはり一人で。
だから惹かれあったというか、こう二人でいるようになったんだなぁって思います(語彙力)
正直楓とのエピソードは「???」ってなったのであんまり言及しません。
楓の問題とかもちょっと書かれてたけどそれ以上言及されないし、特に解決もしてなかったからえっいる?って感じでした。


で、きっともう一人のバケモノの子も一人だったんだろうなと思います。
本当は彼には周りの人がいるのに、その周りの人と分かり合えないから一人ぼっちに
なにかにすがることしかできなくて、それはすべての元凶であるものだったんだろうな。
同じ一人ぼっちのバケモノになってしまったんだな~って考えてました。
彼の家族ですらわからなかった彼の気持ちを九太がわかったのは、やっぱり二人とも一人ぼっちだから。
一人ぼっちしかわからない一人ぼっちの孤独やそのさみしさとか虚しさとか。
だから九太は彼を救えたのだと思います。まあ彼って一郎彦なんだけどさ


あっ、そうそう一人といえば。
次期宗師の決定戦(?)でのシーンで百秋坊が「熊徹と九太は一人ずつではまだ一人前じゃないけど、二人で一人前なんだ」(ニュアンス)という言葉を放ったとき、私は突如BRAVE HEROのBメロの歌詞を思い出しました。
懐かしいな~ダンボール戦機WのOPなんですけど~。

1+1の正解は∞
チカラあわせば逆転勝利も夢じゃないぜ

1×1の友情は無敵さ
一つになれば何が起きても怖くないぜ


これめっちゃ九太と熊徹じゃないですか!?!?!?!
一人と一人じゃまだまだ弱いけど、一人と一人を足したら未知の力を生み出すっていう感じ。
お互いが一人だからわかりあえることができて、いろいろな出来事を超えてきたんだなって。
やっぱり一人ぼっちたちの物語じゃないですかこれっていうのが私の結論です。

ってことを言いたかったの!以上!解散!

繭期ナイト覚書

※1もちろんネタバレ満載です

※2TRUMPでのバンリ→バンリ、SPECTERでのバンリ→萬里と表記しています

※3ちょくちょく思い出したことなどは修正・追記していきます

・出演→末満さん、中山くん、松井くん、村川くん、山浦さん


◇自己紹介
中山「ヴァンパイアハンター代表中山義絋です」
松井「繭期のヴァンプ代表松井勇歩です」
村川「村人代表村川剄剛です」
山浦「不老不死代表山浦です」
松井「オンリーワンじゃないですか!」


◇みんなとTRUMPシリーズ
末満「山浦さんはTRUMP観ました?」
山浦「台詞言えるほど観た。手を伸ばす物真似するほど観た」

・山浦さんがクラウスを演じるのは初演・再演に続き3回目
・松井くんが人生で初めて観た演劇がTRINITY THE TRUMP(村川くんも一緒に観た)
・ 三好くんはLILIUMを生で観劇



◇ネタバレ事件
・Ustでの岩崎くん
・それまでの話題→Q.他の役をやるなら何役がいい?
・近藤くんや村川くんが答えるがクラナッハや石舟は出るけど萬里が出ない
・末満「岩崎は?」岩崎「僕クラウスですね」

・ノームの年齢は最後の方で明らかになる予定だった(萬里の「そうだったのー!?」的な笑えるような台詞もあったらしい)
・しかしソラトニワでの井上「僕の役10歳なんですよ!」
・末満「どういうことやと」
・松井?「いやもう………すみません」


◇SPECTERを作った話
・TRUMPに出てくるガ・バンリがあっけなく死ぬ
・末満「死ぬときにみんななんだかんだ言ってたら鬱陶しいからバンリはあっさり殺そう!」
・しかしバンリがお客さんに愛されて、「実は死んでいないんじゃ?」という憶測が生まれる
・いやあっけなく死んでるんだよと説明するために作った

・TRUMPでバンリはソフィになれなれしい
・役者にもよるけど、理由をつけたい→ソフィの名付け親がノーム/バンリに
・ということは、TRUMPではバンリはソフィが自分の義理の甥ということを知っていた?


◇SPECTERのもろもろ
・TRUMPのバンリは24歳、ソフィは14歳
・SPECTERはTRUMPの14年前のため、ノームは10歳
・10年前、ノームが生まれたと同時に萬里の奥さんがシルバーアイと呼ばれるヴァンプに殺害される
・萬里の奥さんは殺害された時に身籠っていた?
・もしその子供が生きていたら………

・SPECTERでのクラウス→猫、ひろいました(途中クラウス無双ちょちょっとあり)
・これがTRUMPにつながっていく
・山浦さんは自分が出ていないというカモフラのためねこあつめをしてTwitterに呟いたりしていた
・山浦「まあ(本番中に)してたけどね」
・ちなみに末満さんもねこあつめをしている


◇TRUMPシリーズ
・SPECTERの主人公は萬里だけど、萬里の話ではなくソフィ出生の話
・TRUMPはソフィが不老不死になる話
・LILIUMは不老不死になったソフィがやらかす話
・これら三作品はソフィ三部作
・末満「正直TRUMPシリーズはやらかしてばっかの話」

・SPECTERのテーマは単品としては「受け継ぐこと」、シリーズとしては「業からは逃げられない」
・サトクリフの予言などで因果が発生している(→バンリの死やソフィの不老不死)


◇LILIUMの庭師は?
・単刀直入に言うとソフィ
クラナッハの死の間際の言葉で因果が発生
・↑「永遠に枯れない、百合のように美しい花を作ってくれ」みたいなあれ
・そしてそれから3014年後、彼は永遠に枯れない花(リリー)を作る


◇TRUMPシリーズのもろもろ
・ライネス(Wryness)は古い英語で「過ち」という意味
・末満「現代に訳すとやらかすって意味」
・ライネスは登場人物がなにかやらかした時に流れる曲

・パンフ?フライヤー?のデザインだっけ?の東さんが観劇された時の一言→「いっぱい死んだな!」
・LILIUMを観た背広のひとたちの一言→「殺しすぎだよ!」

・次はデリコ三部作?
・山浦「ダリやらんの?」客「えー!!」みたいな
・ダリが若い頃のお話になるので末満さんはできないと仰ってます


ひとまずこんなかんじ。
また感想は上げます。

最近はD2が出てる作品ばかりを観ていたらしい

1月後半~2月前半に観たものまとめ。
謎にD2っていうか阿久津多めだったのであえてD2まとめにしたよ!!
他の映画はまたちゃんとまとめます。



・BRIGHT AUDITION

BRIGHT AUDITION [DVD]

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最近こういうサバイバルサスペンスっていうの多いよねほんと!!!!

読者モデルオーディションにきた男女8人の話でしたがだいたい5人くらいは雑な扱いだった。
100分なかったからハイスピードな話だろうと思ってたらやっぱり女性とかはだいたい雑だった。
人物の背景も詳しく描かれてたのはケイ(佐々木)とユウタ(阿久津)だけだったし。
エンドもよくあるループエンドだったのでいまいち物足りない感があります。

あっでもいいなって思ったのは某人物の正体がばれてからの豹変ぶりかな~すごく驚いた。
あとユウタが阿久津抜きにとてもいいキャラというか、とてもおいしいって言っちゃあれだけどすごく映画において重要な役をもらったなって思いました…。
おねぎは雑だったというかタイ人って言われてたのが印象的。



・じゅういちぶんのいち

1/11 じゅういちぶんのいち [DVD]

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ちなみに原作は未読。

とりあえず工藤阿須加に茶髪のヤンキー役は似合わない。
これだけは言いたかった。

11巻ある原作を無理やりまとめたのかはちょっとわからないので申し訳ないのですが、いろいろえっどうしてこうなんの???ってなる説明不足があったなって思いました。
マネージャーとマネージャー父の確執のところとか、おいおいえらい勝手なおやじだな!!!!!って思った。
でもTwitterにもつぶやいたんだけど、最初主人公は客観的存在だったのに最後の最後で彼のエピソードが語られというのはすごい好きな構成です。
最初はあやふやだった主人公の影がどんどんくっきりしていく感じ。原作もこういう構成なのかな?

そういえば池岡って大人っぽいイメージがあったので高校生の役は似合わないのではと思ってたけどさわやかで似合っていた。
あと演劇部の部長がかわいい。ボブと眼鏡は正義だな!!!!!



仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&OOO MOVIE大戦 MEGA MAX




オーズはちゃんと観たけどフォーゼのTVシリーズはちょいちょいしか観てなかったなぁ。

こういうヒーロー×ヒーローっていう掛け合わせはそれぞれの個性が主張しあってそんで相殺されるものが多くて苦手でしたが、これはとてもよかった!!!
特にポセイドンはメダルを取り込みすぎて暴走しているのではとすぐ気付いて、アンクに止められても必死にポセイドン(に乗っ取られたミハル)を助けようとする映司のシーンは、TVシリーズの終わりあたりを回想させて思わずグッとなりました。
フォーゼパートでは、弦太朗の刹那の恋…せつないとか思いつつさわやかに終わっててかっけー!ってなりました。
フォーゼもTVシリーズをぜひ観たい。
めっちゃ吉沢のおりょうちゃんをおすすめされたのでぜひ注目したいんですけど、メガマ初登場なのにすごく変顔してるって思ってしまったごめんね。*1

ところで荒井さんはガチバンなどのイケイケキャラ?のイメージが強いので、こういう弱気キャラを演じているのはちょっと新鮮でした。
ポセイドンに操られているときの極悪な表情とのギャップがいいね!!!
ストーリーも子供が観てもとてもわかりやすいけれど、そんな単純なものでもなくてよかった。
アクアのデザインにえっ?ってなったけど未来の昭和ライダーっていうコンセプトなのね。なるほど。



・青空の卵(エピソード2、3)

BS朝日ドラマ インソムニア 青空の卵 DVD-BOX

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1では演技力が少し目についたけど、話が進んでいく内に主演の二人がそれぞれ鳥井と坂木になっていった感じ。
特に3では崩壊しかける(崩壊した過去の)鳥井が阿久津に憑依していて目や耳を奪われました。
過去を追い詰められていく鳥井を体力を削るような演技で表現していて、すごく儚いんだけどどこかうつくしいものがあったな。

阿久津は憑依系俳優なんだよなぁ…憑依したとき、本当に迫力あるんだよ。圧倒される。
役者としての阿久津が大好きなので、今現在どっちかっていうと俳優とは別のことに力入れてるかもしれないけどこっちもしてほしいなって思うの…。*2

*1:おりょうさんは変顔芸人って別垢でフォローしてる方が教えてくれた

*2:とかいいつつあやかしプロデュースもなんやかんやで応援してるけどね!!!

1月前半に観た・読んだまとめ

1月前半に観た・読んだもののまとめ。
年末に、2014総括してから見たものもあるのでついでに入れときます。

グレムリン

グレムリン 特別版 [DVD]

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中学時代の友人の集まりで視聴。

視聴前
友人(グレムリン視聴済)「水につけると増えていく」
友人(グレムリン未視聴)「それわかめでは」

視聴後
総評「クレイジー」「わかめ」

一見ファミリー向けやと思うやん?どんどんクレイジー化してくやん?焦るやん?
特にマッマのグレムリン退治(というよりマッマの大殺戮)シーンがめっちゃクレイジーだった…今でも鮮明に思い出せるよ。
久々の集まりにすごい爪痕を残していきました。
ちなみにわたしは大学の友人を巻き込んでもう一回観たよ。



・Another


これも友人の集まりで視聴。
この実写化に対しての評価は前々から聞いていたので、山崎賢人というワードだけで無理矢理借りました…そう、友人たちは完全なるとばっちりなのである。
まさか借りるDVDを決めるじゃんけんで勝つとは思わなかったんだよ………。

とりあえずみんなちょっと棒で、でもまあ大体(特に主演二人)俳優になってから期間経ってないからな……と百歩くらい譲っておこう。
でもホラーのはずなのに、下手な謎CGなどの演出がシュールさを作ってたのはいただけない。
コードに絡まってのところ~はギャグかなんかかな?めっちゃ笑ってしまったんだけど。
けっこう最近のものだからもうちょっとCGをさ………演出もなんとかしてくれよ………。

まあ原作と少し違ったエンドはよかったんじゃないかなとは思います。



・グレイヴ・エンカウンターズ

グレイヴ・エンカウンターズ【DVD】

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これも(ry

そういやはじめてホラー観た。Anotherはなかったんや。
モキュメンタリー形式の作品でしたが、途中から登場人物がずっとビビってるだけでその形式は意味を無くしてたなと。
予告がめっちゃ怖いってことらしいけど、実際は「うぉっ!?」って言ったシーンが2つあるのみであとはよくわからなったです。
パニック感はあったけどね。びっくりしただけであとにはなんにも残らなかった。
とりあえず怖いものが苦手なわたしでも観れて直後に爆睡できたので、パニックホラーに慣れる一作とすればいいかも(?)



・携帯彼女

携帯彼女 [DVD]

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始まりは「チーズケーキが実家から送られてきたから食べよう」という友人の誘いに「じゃあグレムリン見ながらチーズケーキ食べようぜwww」という謎の私の発案だった。

(LINEで)
友人「あと一個借りたら安くなるけど何か観たいものある?」
私「え~ジョーカーゲームはないの?じゃあ悪の教典は?BRIGHT AUDITIONは?」
友人「サスペンスの項目がないんだけどどこにあるんだろう…」
私「うーん、じゃあ最初に見つけた携帯彼女+でいいよ」

その後↓


すごく謎展開。
ということでひょんなことから観ることになったこれですがまたホラーじゃないんだよなぁ。
携帯ゲームに取りつかれた男がゲームオーバーで死ぬorミッション(女を殺す)クリアで死ぬとかいう謎の展開に「えっ?」⇒「お、おう…」の連続でした。
最後もハッピーエンドかと思いきや主人公にとってはバッドエンドなのですが、その経緯が!!!!わかんないよ!!!!!なんか物語の筋がいろいろなってないよ!!!!!

あと、主人公と携帯の中の少女は似ているっていう設定らしいですがあんまり似てなかったと思います。
鈴木愛理さんが一人二役する方がまだマシだったと思うよ…。



◆小説
・水滴

水滴 (文春文庫)

水滴 (文春文庫)

戦争についての作品集で読んだため、表題作のみ。

現在の沖縄と、戦時中のオキナワ。
二つの沖縄を主人公の脚が冬瓜のように腫れあがるという、一見ありえないような不可解な出来事でつながる。
ユーモラスで非現実なその出来事は、夜になって気味悪い幻想が現れることで戦争という現実へと変わってしまう。
その変化は、短編なのに読者をいとも簡単に戦争の時代に連れていってしまうキーでしょうか。

ところで、こうTwitterで呟きましたが戦争の題材にしたものを観て・読んで・聞いて、そして咀嚼するのって本当に難しい。
この惨さとか生まれた悲しみを、どうやって後世のわたしたちは受け取ってどう次の世代に伝えていけばよいのだろう。

と考えたところでわたしは戦後50年目に生まれた世代なんだなとふと気づきました。
今年は戦後70年目ですね。
戦争を知る方が少なくなっている今、文学でも映像でもなんでもいいから、それを通して戦争についてちゃんと考えるべきなのかなと考えました。

揺れ恐怖症と20年前のおはなし

今週のお題「今だから言えること」


(こういうのって書くべきことなのは笑えるような過去の失敗談とかなんだろうなぁと思いつつ)

高所恐怖症、先端恐怖症などいろいろな恐怖症があると思いますが、わたしは物心ついた頃から少し変わった恐怖症を持っています。
『揺れ』恐怖症です。

ちなみになにが怖いかっていうと、それは電灯のひもだったりブランコだったりカーテンだったり、時には大きい音の響きも怖い。
音の響きが怖いってのはジャニヲタで音ゲーかじってる私にとってはなかなかの致命傷なのですが、症状が軽度らしいおかげでなんとか我慢できます。ということでヲタクはやれてます。


で、まあ高校生のときかな。
そういやこの原因ってなんなんだろうという疑問がふと浮かびまして、インターネットで調べてみました。
約20年間生きてきた中では出会わなかったけれど、意外と揺れ恐怖症の方は多いのかな~と思いつつ、はっきりとした原因はやっぱりわからず。
それどころかカウンセリングばっか出てきてビビった。カウンセリングで恐怖症って直せるんだ。
う~んいい答えが見つからないなと思っていたけど、「過去の記憶(本人すら覚えていない記憶)」というのを見てあるひとつの推測が生まれました。


これ、もしかしたら大震災に関係あるんじゃないの?


阪神淡路大震災が発生したあの日、わたしはまだ母のお腹の中でした。3月生まれなので、たぶん8ヵ月かな。計算間違ってそう。
私の地域は兵庫県といっても限りなく大阪に近い地域だったので、ガスも水道も結構早く復活して被害はかなり少なかったのですが、それでも大きな揺れで食器は全滅したっていうのを聞いたことがあります(なぜか炊飯器は無事で、落ちた炊飯器からごはんが炊けた音がしたっていう話は少しフフってなりました。至極どうでもいい話ですな)


もしその大きな揺れが原因だとしたら。
だって本人の記憶がなくても原因になるかもしれないんでしょ?
ということはお腹の中にいた頃の記憶でもありなのでは?


とか思ったのですが、「ただの言いがかりだろう」って言われるのが怖くて未だ親にも言ってないです。
というかもし原因がそれだとしても、神戸や淡路で被災されたお子さんたちは、そして2011年の東日本大震災被災されたお子さんたちはもっと強い恐怖を抱いているのではないか。
「実際に体験していないくせに、怖かった記憶なんてないくせに、そんなお前なんかがえらそうに言うな」って思われるかもしれないと考えるとこわかった。

以上の理由からずっと誰にも言ってなかったのですが、あえて20年経った今日にネットで言ってみました。
きっと、今日にしか言えないことだから。



もし、もしあなたの近くで地震の記憶のせいで揺れを怖がっている方がいらっしゃったら、とりあえず助けになってあげてください。
といって、どうすれば助けられるのか確実なことは言えないけど、寄り添ってあげるだけでもその方にはかなり支えになれると思うんです。
というすごい「うっわこいつ締めるの下手だな」的な文章で終わります。
お目汚し失礼いたしました……。



あと、もし揺れ恐怖症の方に出会ったとしても、めずらしいからとからかわないであげてください。
わざと電灯のひもを揺らされて「これもこわいの~?」と、よくからかわれたので…いや本当にこわいんですって…。